阪神・平田2軍監督、岡田新監督と電話で情報交換 来季1軍ヘッドコーチとして“Vタッグ”復活

[ 2022年10月16日 05:15 ]

フェニックス・リーグで指揮を執り、選手交代を告げる平田2軍監督
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 来季の阪神1軍ヘッドコーチに内定している平田2軍監督がフェニックス・リーグ開催中の宮崎県内で岡田新監督との再タッグ結成へ決意を新たにした。

 「久しぶりに一緒に野球をやれる。矢野が積み上げてきたものプラス、岡田監督のこれからのいろんな方針や野球観をしっかりとサポートしていくということ」

 1次政権でも04年からの2年間でヘッドコーチとして支え、05年のリーグ優勝に貢献。同年の大一番としていまも語り継がれる“9・7”の中日戦では9回の本塁クロスプレーの判定を巡り、岡田監督を守る形で退場処分を受けた。現役時代も二遊間を組み、日本一に輝いた85年にはそろってダイヤモンドグラブ賞(現・ゴールデングラブ賞)に輝くなど“あうんの呼吸”で会話できる間柄。既に電話を通じて話し合いを重ねていた。

 「今日も話をした。明日(16日)から島田や熊谷が(宮崎に)入りますとか、逐一そういう報告はやっている」

 15年ぶり復帰の新監督を補佐する上で19年から2軍監督として現状を熟知しているのも強みの一つ。「ネット裏から見られて、いろんな案を持っておられると思う。我々から、この選手はこういう感じですよ、と。やっぱりじかに見てもらって」と助力を惜しむ気はない。

 退任する矢野監督からは「一緒にチームづくりをしていただいて本当に感謝しています」とメールを受け取り、「僕をファームの監督に推してくれて感謝しかない。矢野監督の4年間やってきた意志を、しっかりと受け継いでいく」と誓った。(阪井 日向)

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2022年10月16日のニュース