阪神・岡田新監督 15年でセ界は変わった「中日、巨人はもっと強かったよね」 巨人は宿敵ではない?

[ 2022年10月16日 16:50 ]

<阪神岡田監督就任会見> 就任会見を終え笑顔でポーズをとる岡田監督(撮影・大森 寛明)
Photo By スポニチ

 阪神の第35代監督に決まった岡田彰布新監督(64)が16日午後、大阪市内のホテルで藤原崇起オーナー(70)、百北幸司球団社長(61)も同席し、監督就任会見を行った。岡田監督は「タイガースのためにユニホームを着る」と第一声を発した。

 会見では、現場を離れて15年間経つことが話題に上がった。かつては、落合監督率いる中日が最大のライバルで、阪神・岡田監督が率いた04年から08年まで、中日は1位、2位、1位、2位、3位だった。また巨人も原監督が再建し、5年間は3位、5位、4位、1位、1位だった。

 岡田監督は「15年前も強かったけど、中日、巨人はもっと強かったよね。今見ててもあんまり強いチームはないですよね。うーん、だから、そう思いますね」と、率直な胸の内も明かした。そのうえで「どのへんまでのレベルに上げていったら勝てるのか、とかね。それはちょっと本当に現場で試合やっていく中で分かると思うんで。だから今、ピッチャーも150キロとかみんな出るけど、本当に150キロが昔出てたら打てないよね。そのボールを今は打つからね。それはレベルアップじゃないと思うんよね。なんかちょっと違うような気がするんで」と、時代の変化について言及。さらに「当然、相手チームの分析をしないといけないと思うんですけど、スコアラーとかいろんな球団のスタッフがいるので、そのへんは徐々にやっていこうとは思いますけどね」と話した。

 また、阪神と言えば、巨人が宿敵。岡田監督も現役時代は闘志を燃やしていたはずだが、この日『ジャイアンツ戦に対する特別な思いは』と聞かれると「別にないですけど、昔はね、巨人戦、巨人戦って言われたけど、今は選手はそんな意識ないんちゃうかな」とキッパリ。「どこに勝っても1勝。今年の成績見ると巨人も対策練ってくると思うけど。原監督も全然大丈夫ですよ。昔から知ってるから、全然大丈夫ですよ。何をされても。別に意識することもないし、今はヤクルトじゃないですか。どっちかいうたら打倒ヤクルトでくるんじゃないですか。だから巨人はそんな意識しないですね」と、自らの変化についても語っていた。

続きを表示

この記事のフォト

2022年10月16日のニュース