日本ハム・姫野 フェニックスLで3試合4回1/3完全投球継続中 今度こそ支配下契約つかむ!

[ 2022年10月16日 06:00 ]

フェニックス・リーグ   日本ハム0―8オリックス ( 2022年10月15日    サンマリンスタジアム宮崎 )

<オリックス・日本ハム>この日最速154キロの直球を軸に1回無失点と好投した日本ハム・姫野
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 支配下へ猛アピールの快投だ。日本ハムの育成右腕・姫野が15日、フェニックス・リーグのオリックス戦で9回から登板。最速154キロの直球を軸に1回を無安打無失点、2奪三振と完璧に封じ「直球でファウルが取れて、カウントが整ったので良かった」とうなずいた。

 悔しさを糧にしてきた。新庄監督の開幕投手候補に挙がり、3月16日の西武とのオープン戦で先発。好投すれば支配下契約が見えていた中、1回5失点と千載一遇のチャンスを逃した。YouTubeに投稿された登板時の動画には心ないコメントも寄せられ、姫野は「絶対に見返したい」と胸に誓ってきた。

 昨季途中から投手に転向し、約1年半が経過。自慢の速球に加え、変化球の精度にも磨きがかかってきた。「元々スライダーは得意だったので、三振を奪うために足りないのはフォークだけだった」。試行錯誤でようやく手応えをつかんだフォークで、この日も空振り三振を奪った。

 ここまでフェニックス・リーグ3試合に登板し、計4回1/3、打者13人をパーフェクトに抑えている。「四球も安打も0なので継続すること。押して押して押して、最後はフォークで三振っす」。苦難の道を歩んできた右腕に覚醒の予感が漂ってきた。(清藤 駿太)

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2022年10月16日のニュース