阪神がレンジャーズ傘下3Aの有原調査 岡田監督の早大の後輩で日本ハム時代19年には最多勝

[ 2022年10月16日 05:15 ]

有原航平(共同)
Photo By 共同

 阪神が大リーグ・レンジャーズ傘下の3Aラウンドロックに所属する有原航平投手(30)の調査を進めていることが分かった。日本ハム時代の19年には15勝(8敗)で最多勝に輝くなどNPBでは3度の2桁勝利を記録した本格派右腕。14年ドラフト会議では4球団競合の1位指名で抽選を外した縁もあり、先発陣増強のため動向に関心を寄せた。

 有原は20年オフにポスティングシステムを使ってレンジャーズに移籍。米国では故障に苦しみ、21年5月に右肩動脈瘤(りゅう)の手術を受けた。春季キャンプに招待選手で参加した今季は8月16日にメジャー昇格。同21日のツインズ戦では6回0/3無失点で489日ぶりの白星を挙げた。9月14日には3Aに降格し、今季で2年契約の2年目を終えた。

 阪神の先発陣は青柳を筆頭に伊藤将、才木、西純ら若手が台頭した一方、海外FA権を取得した西勇は去就が不透明で、藤浪も希望するポスティングシステムでのメジャー挑戦を球団が容認する見通し。まだ30歳の有原は魅力的な存在で、国内の複数球団が調査を進めているとみられる。監督就任が正式に発表された岡田氏にとっては早大の後輩にあたり、日本球界復帰の意思を示せば、新監督自ら交渉の席に着く可能性もある。

続きを表示

この記事のフォト

2022年10月16日のニュース