「ジャッジの1番起用は馬鹿げている」とA・ロッドが批判 最高の打者はクィーンのように防護されるべき

[ 2022年10月16日 09:36 ]

不振が続くヤンキースのジャッジ(中央)=AP
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 元ヤンキースの主砲アレックス・ロドリゲス氏(47)がヤ軍が地区シリーズの最初の2試合でアーロン・ジャッジ(30)を1番に起用したことを「馬鹿げている」と批判している。15日(日本時間16日)ニューヨークポスト紙が報じた。

 「いかさまで、人目を引くだけ。最高の打者に一番を打たせてはいけない。ベーブ・ルースもバリー・ボンズもそうはしなかった。チェスに例えるとクィーンは防護されないといけない。つまり前後に良い打者を置かないといけない。試合の第1打席は、相手先発投手が投げる球を12球から14球くらい見たあと、リラックスして入るのが良い。自分の時は前をデレク・ジーターやジョニー・デーモンが打っていた。しかも今、ヤンキースは8番、9番に一番良くない打者を置いている。決めたのがブーン監督なのかキャッシュマンGMなのかは知らないが、誰かがすぐに変更すべき」と主張している。

 ジャッジが1番で起用されるようになったのは9月。けが人続出に加え、ロジャー・マリスの61本への挑戦もあったため、ブーン監督はジャッジの打席数を少しでも増やそうと1番で起用するようになった。今季のジャッジの62本塁打のうち、13本は1番で、47本は2番で、2本は3番で打っている。しかしながら今は地区シリーズ。試合に勝たねばならない。最初の2試合、走者を置いてジャッジが打席に立ったことは一度もなかった。ヤ軍は15日の地区シリーズ第3戦は「2番・右翼」でジャッジを起用。第1打席は1死走者なしで空振り三振だった。

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2022年10月16日のニュース