落合博満氏　付き合う前に信子夫人の実家にあいさつ　夫人の父にサインの書き方指導受ける

落合博満氏と信子夫人
Photo By スポニチ

　現役時代に3冠王を3度獲得し、監督としては中日を4度のリーグ優勝に導いた落合博満氏（68）が16日、自身のYouTube「落合博満のオレ流チャンネル」を更新。初めて信子夫人（77）と揃って出演し、2人のなれそめについて語った。

　落合氏は信子夫人と1984年12月に結婚し、1987年に長男・福嗣さんが誕生した。同動画ではたびたび、落合氏の発言について補足のコメントをするなど、声のみの出演だった。2人揃っての出演は初めてで「やっと出られました。いつも脇で生意気（なコメントを）言っているので、皆さんに元気？とか（コメントを）いただいていた。楽しくやりましょう」と信子夫人。落合氏も笑顔で「うん」とうなずいて動画がスタートした。

　2人の出会いについて、落合氏は「東芝府中でドラフトかかって、それで契約終わって、飯食いに行ったところにたまたまいた。43年前（1979年）だ」と説明。信子夫人は落合氏の第一印象について「（周囲の方々が）みなさんスポーツの人と言っていたから、スポーツをやっているんだと。足がすごく太かったから、自転車をこぐ（競輪選手）ね。スポーツって言うけど、まさか野球とは思わなかった」と振り返った。

　落合氏は「電話番号を俺が聞いたわけじゃないんだ。一緒にいた男が電話番号を聞いた。俺の一目ぼれだもん」と説明。信子夫人は電話番号を落合氏に教えたわけじゃないのに、何回もかかってきたことを明かした。「“落合です”って言うから、“どこの落合さん？”って。“野球選手の…”って、それで初めて、野球選手？とビックリしてね」と話した上で「野球選手の落合さん？でもテレビに出てないじゃない？」と強烈な一言を放ったという。すると落合氏から「2軍です」との返答があり「お正月、秋田に帰らないので、ほかの友達も誘って映画に行きましょう」というのが落合氏からの最初の誘いだった。

　その後は家族ぐるみの交流に発展したという。「母が、“電話をくれたってことは悪い人じゃない、お声がけしたら？”って。母はものすごい明るい人だったんでね。それで“今来ればって言ってるよ、両親が”って言った」と信子夫人。落合氏が「寮で洗濯を済ませてから伺います」と丁寧に話すと「それは母が洗うから、男の子が洗濯なんかしないで、そのまま袋に入れて持ってきて」と伝えると、「初めてお邪魔するところで、それは失礼なので洗濯を済ませたら伺います」とし、洗濯を終えてから、信子夫人の自宅を訪れたという。落合氏も「自分で洗って、それから（家に）行ったよ。ジョニ黒（ウイスキーのジョニー・ウォーカーの黒ラベル）1本持ってな」と振り返った。

　さらに、信子夫人の実家にプロ野球選手名鑑を持ってきた話題になった。信子夫人は「（信子夫人の）父が、“ロッテオリオンズなら有藤さんは有名、ミスターロッテだよ。落合君は頑張らないとな”って言われてたね」とし「父が“サインも書いてみろ”と。“字が硬い、もうちょっと枯れた字を書いた方がいい。誰にも読めないような字を書くんだよ、サインっていうのは。落合博満って書いたんじゃ駄目だ”って。父、毛筆教えてたからね」とサインは信子さんの父の指南を受けたことを明かした。信子夫人の父とは囲碁なども打ったこともあるそうで「お父さんとも仲良くなったの」と信子夫人の話に、落合氏もうなずいていた。