ヤクルト高梨、背信の4回途中5失点KO 3回2死から押し出し含む3四球、被安打4も6四球の制球難

[ 2022年9月16日 19:43 ]

セ・リーグ   ヤクルト―中日 ( 2022年9月16日    バンテリンD )

<中・ヤ> 4回途中で降板する高梨(撮影・大森 寛明)
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 ヤクルトの高梨裕稔投手(31)が中日戦(バンテリンD)に先発登板も4回途中4安打5失点KO。3試合ぶりとなる今季8勝目を逃した。

 試合前までの今季成績は7勝7敗、防御率3・80。だが、中日戦は6月23日(バンテリンD)の対戦で日本ハム時代の2017年以来5年ぶり通算3度目の完封勝利を飾るなど3戦3勝で防御率0・86。昨年9月24日の対戦(神宮)から4連勝が続いている。

 だが、その一方で前々回登板した8月31日の巨人戦(京セラD)は2回途中4失点、前回登板した9月7日の阪神戦(甲子園)は4回途中6失点でいずれも降板と試合をつくれていないなか、優勝マジック10で迎えた一戦で相手エース左腕・大野雄との投げ合いとなった。

 初回は3者凡退。2回の2死一、三塁も無失点で切り抜けた高梨だったが、3回に悪夢が待っていた。2死を取ってから大島、阿部を連続四球で塁に出し、ビシエドの内野安打で満塁。木下にこの回3つ目となる四球を与えて押し出しで先制点を献上すると、A・マルティネスには左中間スタンドを直撃する走者一掃の3点適時二塁打を許してこの回計4失点となった。

 4回も続投したが、先頭の石垣をストレートの四球で塁に出すと、犠打で1死二塁となってから岡林にも四球を与えて一、二塁。ここで伊藤投手コーチがマウンドに行って声をかけたが、続く大島は投手強襲安打で1死満塁。高津監督がここでたまらずベンチを出て投手交代を告げた。2番手右腕・今野は阿部への初球を中犠飛とされ、高梨は5失点となった。

 高梨の投球内容は3回1/3で打者20人に対して77球を投げ、4安打5失点。2三振を奪い、与えた四球は6つ、直球のMAXは147キロだった。

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2022年9月16日のニュース