中日・岡野　青学大先輩ラオウ斬りで5回無失点「三振にとれたのは自信になる」、ローテ入りへ猛アピール

オープン戦   中日0ー2オリックス （ 2022年3月9日    ナゴヤ ）

＜中・オ＞力投する中日先発の岡野（撮影・椎名　航）
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　中日・岡野が先発で5回を4安打無失点の好投。2度のピンチでの“ラオウ斬り”で、先発ローテーション入りをアピールした。

　「勝負どころでしっかりコントロールできて、杉本さんを三振にとれたのは自信になる。今後も続けたい」

　青学大の3学年先輩で、昨年のパ・リーグ本塁打王・杉本を手玉に取った。初回2死二塁ではカウント1―2から外角高めにズバッと142キロの直球を決めて見逃し三振。3回は1死満塁からスライダー、フォークで追い込み「一番良かった」という3球勝負の真ん中低めフォークで空振り三振に仕留め、ガッツポーズをつくった。

　先発争いは日に日に激しさを増す。実績ある大野雄、柳、小笠原のローテ入りは確定。4番手以降の先発候補も好投が続く。オープン戦に登板した先発候補の中で1試合2失点以上は、2月27日の楽天戦の鈴木（3回4失点）だけ。その鈴木も8日のオリックス戦で5回無失点と巻き返し、踏みとどまった。

　「みんな良い投球をしていてすごく刺激になっている。自分はやることは変わらない。気負わずにやるべきことをやろうと思う」と岡野。混迷した状況に立浪監督も「うれしい悲鳴？そんなことはない。でも良いに越したことはない。これからどうしていくか」と悩ましげだった。（中澤　智晴）