国学院大の4番候補・小板慎之助 早大戦で全4打点「3連覇は意識せず、僕らの代で優勝しよう」

[ 2022年3月10日 17:31 ]

大学野球オープン戦   国学院大4―4早大 ( 2022年3月10日    早大G )

全打点を叩き出し自信の笑みを見せる国学院大の小板
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 東都大学野球1部で3連覇を狙う国学院大が早大とのオープン戦に臨み、4番候補の小板慎之助内野手(4年=日本航空石川)がチームの全打点を挙げる活躍を見せた。

 7番一塁でスタメン出場した小板は2回に中堅へ先制の2点二塁打。右前打と続け3打席目は低めの変化球を右翼越えへ2ラン。鳥山泰孝監督に猛アピールした。

 連覇を飾った昨年から福永(オリックス)ダンテ山本(パナソニック)ら主力がごっそり抜け打線の弱体化が心配されていた。そんなチームに「打線が弱くなったと言われたくないですから。その打線を光らせるのが僕の役目かなと思っています。3連覇は意識せず、僕らの代で優勝しようと言っています」と小板は話す。これまで代打が多くまだリーグ戦でヒットはないが、最上級生となった自覚が言葉ににじみでている。

 「小板は本当は4番なんだけど、最近結果が出ていなかったからお灸の意味で7番にしたんだ。どんな打線を組めば相手の脅威になるか考えている段階です。投手は坂口や楠茂ら経験者にきょう先発した田中も150キロ出るし二番手の新名も度胸があって左腕だから面白いしね」と鳥山監督も手応えを口にした。

 「きょうのように1球で仕留められるよう、これからもやっていきたい」とリーグ戦に向けて力強い。01年生まれで、この年に巨人に入団した阿部慎之助を見た祖父が「いい名前だ!」と命名した小板。同じ左打者。国学院大の慎之助が打線の先頭に立つ。

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2022年3月10日のニュース