中日 一塁で出場の阿部が会心の一発 打撃改造で好調キープ「芯に当たってくれた」

[ 2022年3月2日 23:57 ]

オープン戦   中日1―3ソフトバンク ( 2022年3月2日    バンテリンD )

7回2死、左中間にソロを放つ中日・阿部(撮影・岡田 丈靖)
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 中日・阿部寿樹内野手(32)のバットが好調を維持している。「7番・一塁」でスタメン出場した2日のソフトバンク戦で7回2死から松本のチェンジアップをとらえ左中間へ会心のソロ本塁打を叩き込んだ。

 「芯に当たってくれたのでよかった。しっかり振れたので、ある程度飛んでくれるかなと思った。しっかり準備して打席に入れているのが良いかなと思う」

 昨年は故障もあり66試合の出場にとどまった。オフには無駄な動きをなくしたシンプルな打撃フォームに改造し、13本塁打を放った20年の力強さが戻りつつある。これでオープン戦は3試合連続安打で8打数5安打。立浪監督も「あれだけの本塁打はなかなか打てない。非常に頑張っているし、結果も出している。あすはレフトで使ってみようかとなと思う。内野も外野もできるので、非常に貴重な戦力」と高く評価した。

 キャンプでは本職の二塁に加え、一塁や外野の守備練習にも挑戦した。指揮官は将来の主砲を期待する3年目の石川昂を三塁で起用する方針で、昨年まで三塁を守っていた高橋周が二塁に回る。一塁は主砲のビシエドが入るため、内野でのスタメン奪取は厳しい状況だが、阿部は「出られればどこでもいいので頑張る」と前を向く。伊東勤前ヘッドコーチから「バーのマスターのような風貌」と言われたトレードマークのヒゲは、新体制になりすっきりと剃り落としたが、複数ポジションをマスターで開幕スタメンを狙う。

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2022年3月2日のニュース