誰もいないグラウンドにMLBファンの姿 「一番苦しんでいるのは私たちだと思う」

[ 2022年3月2日 05:30 ]

もう一つのキャンプ地アリゾナでも大リーグの労使交渉の様子が伝えられた(撮影・笹田 幸嗣通信員)
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 労使交渉が合意すれば、すぐに春季キャンプが始まる――。そんな期待のもと、カブスやアスレチックスのキャンプ地であるアリゾナ州のメサで、多くのファンの姿があった。

 地元女性ファンは「(オープン戦の)チケットを持っていたけどキャンセルされて…。早く決着がつくといいんだけど…」と残念そう。オレゴン州から親子で訪れた男性は「野球を見に行くことは僕の生涯の夢だったんだ。ようやく実現したんだけど…」と、誰もいないグラウンドを見て嘆き、こう続けた。

 「ファンとして、ロックアウトで一番苦しんでいるのは私たちだと思う」。ナショナル・パスタイム(国民的娯楽)は、ファンの存在があってこそ。誰もがグラウンドに球音が響く日を待ち望んでいる。(笹田幸嗣通信員)

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2022年3月2日のニュース