阪神・及川が会心の“佐藤輝斬り” 「外角だけで抑えられたのは凄い自信になりました」

[ 2022年2月16日 05:30 ]

シート打撃で好投を見せた及川(撮影・大森 寛明)
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 “テル斬り”で再上昇のきっかけをつかんだ。阪神・及川がシート打撃で打者5人に1安打2奪三振と好投。2人目で対峙(たいじ)した佐藤輝を見逃し三振に仕留め、自信を深めた。

 「カーブが決まっていればもっと良かったけど、ストレートが良いところに決まったので。輝さんを外角だけで抑えられたのは凄い自信になりました。他の打者の方々も抑えられたので良かった」

 2、3球目のカーブこそボール球になったが、外角直球でファウルを取り、勝負球も外角低めに決めて若き大砲に手を出させなかった。チーム初の対外試合で先発を務めた8日の日本ハム戦では立ち上がりに崩れて3回3失点。「きっちり投げなくちゃと自分で自分を追い込んでいた。今日は(意識するゾーンの)幅を広くした。腕もしっかりと振れたし、ある程度の場所にも行きました」と小さな意識改革を施して、好結果を引き出した。

 昨年1軍で39試合に登板。高卒3年目とはいえ求められるものは高く矢野監督は「(直球が)物足りない」と良化を求めた。左腕も「まだまだ良くなると思っているので、(監督の)言葉通り」と静かに闘志を燃やした。次は対外試合での登板が予想され「全然まだアピールできていないので、開幕ローテーションの枠を勝ち取っていきたい」と次戦を見据えた。(遠藤 礼)

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2022年2月16日のニュース