2年ぶり復活「隠しマイク」 日本ハム前監督・栗山英樹氏、悲願の?初大賞

[ 2021年12月27日 05:30 ]

トロフィーを手に笑顔の前日本ハム監督で侍ジャパン・栗山監督
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 2年ぶりに復活!!スポニチ読者はもちろん、球界関係者にも隠れファンが多い名物コーナー「隠しマイク」。20年シーズンはコロナ禍の影響で掲載されずも、今年から華麗に復活。計177人が登場し、481本の面白マイクが紙面をにぎわせました。スポニチ制定の栄えある第12代「隠しマイク大賞」は、日本ハム前監督の栗山英樹氏(60)が念願の初受賞となり、本紙に喜びのコメントを寄せてくれました。年の瀬の笑い納め、傑作選をドドーンと掲載します!

 ▽栗山氏の話 これほどうれしいことはありません。今季は試合になかなか勝てずにファンに迷惑をかけたけど、いいも悪いも含め、少しでも何かをお届けできたのなら幸せです。監督は最大の広報。勝っても負けても、野球に興味がある方に何かを届けないといけない。「何を言ってるんだ」と思われる方もいるかもしれないけど、何か届けようという思いが伝わっているのならうれしい。

 【栗山監督隠しマイク傑作選】

 ◎日本ハム・栗山監督は試合前、開幕から低調な打線に「バッティングの調子の上げ方、何か数字上で表せないかとずっと言っているけどなかなか…。それ治せたら、ノーベル賞もらえるな」。(4月7日付)

 ◎日本ハムの新外国人R・ロドリゲスはオフにラッパーとして活動する陽気な性格。栗山監督は「明るいよね。(杉谷)拳士と2人いたら百人力だね、俺」。ぜひコラボしてほしいです。(同22日付)

 ◎前日26日が60歳の誕生日だった栗山監督。米国時間26日に活躍したエンゼルス・大谷について「あー、そうか。あいつ、意識した?するわけないだろ」。頭の中にはあったと思います。(同28日付)

 ◎街中で熊の出現例が多数報告されている北海道。環境の変化も要因に挙げられるが、栗山監督は「熊も“クマってる”んだよ。食べ物とかに」。ハイ、その通りだと…。(7月12日付)

 ◎今季限りで退任する栗山監督は、観客席に「栗山監督ありがとう」と書いた応援ボードを持った女性ファンを見つけ「1人でもありがとうって言ってくれて良かった。心を癒やしてくれるよ。たった1人でも(監督を)やって良かったと思ってくれる人がいてくれたらうれしいね」。(10月24日付)

 【萌 隠しマイク傑作選】

 ◎西武・平井はノックでファンブルした増田に「ヘイ、複数年!」。4年契約を結んだ仲良しの先輩に愛のあるヤジです。(2月2日付)

 ◎疲労の影響か、じゃんけんでチョキを出した時に薬指まで開いて3本になってしまった阪神・斎藤に馬場がひと言。「フォークの投げ過ぎちゃう?」(同5日付)

 ◎26歳の誕生日に声出しに指名されたヤクルト・松本友は「2021年、男性ホルモン全開で、どっぷりいきましょう!」。凄い気合です…。(同6日付)

 ◎ヤクルト・伊藤投手コーチは「曲がったことが大嫌い~」とネプチューン・原田泰造の自己紹介ギャグを披露。現役時代の高速スライダーは曲がりまくりでした。(同10日付)

 ◎巨人の筋力トレをサポートするために日本選手権9連覇のボディービル界のレジェンド・鈴木雅氏が合流。腹筋を触った戸郷は「カッチカチでしたよ。これが9連覇の男か、と。めっちゃ気持ち良かった」。V9戦士です。(同13日付)

 ◎「宇宙人」の愛称を持つ巨人・井納が中日との練習試合に先発し、これまで投げていなかったカウント球のフォークを実戦で投球。宮本投手チーフコーチは「たまにあるんじゃないですか、宇宙からの電波、交信が。“アノボールヲナゲロ”みたいなのが」。そのおかげか3回無失点の好投でした。(同26日付)

 ◎ロッテのキャラクター「謎の魚」について、一部で「正体は梶原紀章広報室長ではないか?」と噂になっている件について梶原室長が緊急対応。「絶対に違います。その情報はガセです。グフフフ…」。迷宮入りです…。(4月11日付)

 ◎コロナ感染から復帰した巨人・ウィーラーが本職ではない二塁で2軍戦に出場。原監督は「においを感じたんじゃない?“セカンドはおいしそう”と」。開幕から固定されていないポジションです。(同21日付)

 ◎日本ハム・伊藤は、球団企画の「彼氏にしたい選手権」にちなみ「誰を彼氏にしたいか」と問われると「石川亮さんか、上沢さんのどちらかですね。昨日、亮さんが僕の部屋を掃除してくれました」。ラブラブですね。(8月21日付)

 ◎DeNAはこの日からベテラン左腕の田中健が1軍に合流。試合前に会話をしたか聞かれた三浦監督は「したよ。でも健二朗が来たとき、俺がシャワー浴びていて裸だったから…。ちょっとだけ」。照れる番長でした。(9月13日付)

 ◎阪神戦の2回に左翼ポール直撃の5号ソロを放ったヤクルト・西浦は「当たりは良かったけど、あとは切れないでと思っていた。朝食で納豆を食べた。それで“ひと粘り”があったのかな」。納豆効果は絶大です。(10月9日付)

 【怒 隠しマイク傑作選】

 ◎ソフトバンク・川島は左右に振られるノックで飛び込み、ユニホームが真っ黒に。きれいなユニホームの栗原に向かって「我々の時代は先輩が飛び込んだら、後輩は続いたけどなっ!」。(2月17日付)

 ◎高校の部活という設定のノックが恒例の西武内野陣。ファンブルした山野辺に源田が「2年!俺らの夏を終わらせる気か!」とヤジると「夏は終わらない!」と好捕。キツい練習の中で緊張感を生んでいます。(同22日付)

 ◎前日の試合で押し出し四球を与えるなどした宮川に、西武・辻監督がお小言。怒られた宮川が「はあっ…」とため息をつくと、指揮官は笑いながら「俺が“はあっ…”って言いたいよ!」。(4月15日付)

 ◎4番に座る島内から「4番は打ちたくない」と言われている楽天・石井監督は「島内は4番じゃないよ!3.5番だから」。打順に0.5刻みはないと思います。(5月5日付)

 ◎トレード移籍1年目の日本ハム・池田は、チームの仲の良さを感じているようで「中田さんも声を掛けてくれるし、杉谷さんもいちいち、いちいち出迎えてくれる。いちいち、ね」。そんなに強調しなくても…。(6月13日付)

 ◎坂口にノックをしていたヤクルト・森岡内野守備走塁コーチ。坂口の動きが硬いとみるや「カナシバ~リ~!!」。バリバリの金縛りです。(8月14日付)

 ◎千葉県南房総市出身の日本ハム・加藤は、松戸市出身の上沢が前日に「どっちが都会か」という地元トークで盛り上がっていると話していたことを受け「僕(の地元)はそんな都会じゃない。あいつがマウントを取ってくる。“僕は松戸なんで”と凄くアピールしてくる。僕の方が(1学年)年上なので大人の対応をしています」。(10月18日付)

 ◎日本ハム・生田目がきょう19日の西武戦で今季初先発。仙台遠征には同行せず電話で取材対応も、電話のスピーカー越しに水が流れる音が響き「えっ、スピーカー?今、めちゃめちゃ手を洗っているけど大丈夫?手汗が凄いから」。想定外のタイミングでした…。(同19日付)

 ◎DeNAは横浜スタジアムで指名練習。打撃練習を見守った田代巡回打撃コーチは活躍中の牧について「牧?あいつは動けるデブだからな。お前たち、あんまり褒めるなよ。木に登っちゃうから」。(同22日付)

 ◎巨人・松原は試合前の円陣で声出し役を務めるも盛り上がらず「すいません…」。そこへ「おい松原!」と登場したのは円陣番長こと岸田でした。(11月12日付)

 【笑 隠しマイク傑作選】

 ◎阪神・藤浪はブルペンでラスト1球が決まらずに「おかわり」で3球。計108球で終了し「煩悩まみれや」と苦笑い。(2月2日付)

 ◎巨人・元木ヘッドコーチが球場アナウンス用のマイクを駆使。「炭谷選手、小林選手休み過ぎです。裏でうまい棒食べています」。無観客でもさすがの“元木節”です。(同8日付)

 ◎本コーナーの愛読者である広島・蔦木篤トレーナーは充実のおうち時間。「宿舎の部屋ではコーヒー豆をひきながら、隠しマイクを読むのが数少ない楽しみ。コーヒーの香りとマイクの後味が相性抜群なので」。そんな話、聞いたことありません。(同8日付)

 ◎オリックス・中嶋監督は紅白戦で2回無失点だったサイドスローの荒西に「内容は良かった。器用だよね。俺が見る時、いつも腕の位置が違う。今日はちょっと上がっていたな。1カ月後は下がっているかも。3カ月後は左で投げていたりして」。(同13日付)

 ◎リンゴ嫌いの楽天・黒川が島内に感謝。「“おまえ、禁断の果実食べたら打てるやろ”と試合中にリンゴを食べさせられて…」。3安打につながりました。(同19日付)

 ◎直近3試合で12打数1安打8三振と少し調子を落としている阪神・佐藤輝について井上ヘッドコーチは「それはたぶん、あれじゃない?パーマかけたからじゃないの?」。心配していないのは分かりました。(5月24日付)

 ◎ヤクルト・高津監督が清水の通算100試合目でのプロ初勝利に「それを聞いてびっくり。200勝まで2万試合か」。そっちの方がびっくりです。(7月2日付)

 ◎西武戦の2回に決勝ソロを放った日本ハムのR・ロドリゲスが打席直前のエピソードを披露。「アミーゴの谷内さんに2つのバットのどちらにするか選んでもらったけど、結果的にアミーゴが選んだバットではない方で打てた。運をもたらしてくれないアミーゴを信じなくてよかったです」。アミーゴ(親友)なら信用してあげてください。(9月17日付)

 ◎西武戦に勝利した楽天・石井監督は残り8試合への意気込みを問われ「もう勝っても負けても結果を気にせず、前に前に出ないと。ネコが飛び出てくる時だけ止まる。あとは前進あるのみです」。(10月17日付)

 ◎今季限りで現役を引退する巨人・大竹は試合前円陣で「20年の思いを込めて腕を精いっぱい振ります!そして明日からはもうラーメンも食べて、スープも飲みきって…」と大好物の解禁を宣言。坂本から「声デカ!ナイスボイス!」といじられていました。(同25日付)

 【涙 隠しマイク傑作選】

 ◎中日のドラフト1位・高橋宏がプロ初のブルペン入り。「力みました!だからやってないことにしてください!」。46球、しっかり見届けました。(2月5日付)

 ◎肩幅が広い中日・与田監督は、学生時代から学生服などのサイズを合わせることが難しかったそうで「不経済な体だよね」。肩幅に合わせて服を選ぶと、胴回りがブカブカになるそうです。(同24日付)

 ◎田中将を狙うカメラマンたちを見て、楽天・田中貴は「撮りたいのは、違う田中さんの方ですもんね」。いえ、そんなことは…。(同28日付)

 ◎新型コロナウイルスに感染した西田の濃厚接触者に認定され、2軍戦で実戦復帰したヤクルトの内川と青木。自宅待機期間の2週間をどう過ごしたか聞かれ、内川は「部屋でバット振ってました。ものを壊さない程度に…」。(4月15日付)

 ◎降雨のため室内練習場で打撃練習を行った巨人。打ち終わった増田大に元木ヘッドコーチは「1万5500円な。ここバッティングセンターやから」。強気の値段設定です。(5月6日付)

 ◎16日のロッテ戦。投手交代を告げる前にリリーフカーに乗ってグラウンドに登場してしまった西武・十亀。「ドアが開いたら(ファンに)笑われて…。何で笑われてるんだろうって。そんなにひどい成績でもないのに…」。(同20日付)

 ◎ヒゲをそった日本ハム・バーヘイゲンは、伸ばしていた理由について「どれくらい濃くて、太いヒゲになるかを確認したかったけど、そこまで丈夫なヒゲにならなかったのでそったよ」。よく分かりませんが、了解です。(同22日付)

 ◎ソフトバンク・工藤監督は試合前会見の冒頭で不意に「大きく息を吸って~、吐いて~。って何の話ですか?」とノリツッコミ。前夜の逆転負けからのリセットが狙いだそうです。(6月3日付)

 ◎神宮球場のクラブハウス前には大量の蚊取り線香が。楽天・石井監督は「ここの蚊はデカくてやばい。O型にはきついです」。ヤクルトでプレーしていた現役時代は、相当悩まされたようですね。(同3日付)

 ◎メットライフドーム。三塁ベンチの前でバッタの死骸を見つけた西武・辻監督は「この球場は何でも出てくるから。前にハチに刺されたこともある。(球場で開催された)バラ園の後で」。(8月30日付)

 ◎きょう12日のソフトバンク戦に先発する日本ハム・立野は、対戦したい打者に挙げていた柳田から前回対戦で2三振。「引いたら負けと堂々と投げたつもりですけど、実際は投げる瞬間にちびっています」。勝負には勝ちました。(9月12日付)

 【日本ハム・新庄監督隠しマイク傑作選】

 ◎午前と午後でジャージーを着替えた新庄監督。「あと4回くらい着替えようかなと思ったけど、練習が終わった…」。生粋のエンターテイナーです。(11月9日付)

 ◎トレードマークの赤。「僕が赤いリストバンドをしていた理由は、こう(バットを)構えたときに牛になれる。(闘牛士が赤い布を振るしぐさをしながら)赤があるとボールに向かっていける。今(思いついて)つくったんですけど」。思いつく瞬発力が凄いです。(同9日付)

 ◎明日はどんな姿で球場に来るかを問われ「裸で来るかも。乳首はNGかな」。期待してます。(同9日付)

 ◎親指と小指を立てる「ビッグボスポーズ」が生まれた由来は「トライアウトの時に練習をしていて、子供たちに“写真を撮ってくれ”と言われたけど、その時ここ(中指と薬指の付け根)にマメが2つできていて、痛いのを防ぐために気がついたらこうなっていた」。(同10日付)

 ◎カリスマホストのローランドがプロデュースしたブランド「クリスチャン ローランド」の黒いTシャツを着用。「オーラが大きくなりすぎてオーロラになっちゃった」。ローランドばりの名言です。(同11日付)

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