盗塁王の阪神・中野 2900万円増、昇給率363%は伊藤将超え 「50盗塁するくらいの勢いで」

[ 2021年12月14日 16:01 ]

契約更改を終え、笑顔で会見する阪神・中野拓夢=甲子園(代表撮影)
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 阪神の中野拓夢内野手(25)が14日、西宮市内の球団事務所で契約更改交渉に臨み、2900万円増の年俸3700万円でサインした(金額は全て推定)。昇給率363%は伊藤将(238%)を上回った。

 1年目の今季は正遊撃手の座をつかみ、135試合で打率・273、1本塁打、36打点。30盗塁で盗塁王に輝き、球団新人では赤星憲広氏、近本に続く快挙となった。

 大幅アップに「1年目にしては、だいぶ評価していただきましたし、けっこう上げていただいた」と笑顔。「まずは時計を買いたい」と100万円前後の高級品をご褒美にするつもりだ。

 1年目を振り返り「1年目から優勝争いを経験することもできたので、いい経験ができた」としながらも「正直、しんどかった」と素直な心境を吐露。「アマチュア時代とは違って試合数も多いですし、見られているっていうのもあるので、精神的な疲れもありました」とした。

 それでも「盗塁が一番収穫。最初は走ったら全部アウトって勢いだったので、そこをなんとか乗り越えて盗塁王を穫ることができた」と胸を張り「30は正直少ないなと自分の中で思うので、来季は本当に50盗塁するくらいの勢いで目標を高く持ってやっていきたい」と意気込んだ。

 一方で17失策はリーグワーストだけに「えらー数が多いのは自分でも分かっていますし、ピッチャーから信頼される内野手になるためには、打ち取った打球をアウトにしていかないといけない」と守備力アップも忘れなかった。

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2021年12月14日のニュース