ロッテ・鳥谷 晴れやか引退会見、阪神での16年間は「野球選手の鳥谷敬というのを演じていた」

[ 2021年11月4日 05:30 ]

引退会見する鳥谷(撮影・長久保 豊)
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 今季限りで現役引退するロッテ・鳥谷が、ZOZOマリンで引退会見を行い、晴れやかな表情で「心残りはない」と話した。

 通算2099安打をマークし、歴代2位となる1939試合連続出場を記録した18年間の現役生活。看板選手として活躍した阪神時代は「楽しいよりは苦しい16年間だったかな」とし「野球選手の鳥谷敬というのを一生懸命、演じているという感じだった」と常に選手としての振る舞いを意識していたと明かした。20年から2年間プレーしたロッテでは出場機会は激減したが「途中出場の難しさ、2軍で若手と練習したことで、人間として勉強させてもらった。あそこで(阪神退団時に)やめなくて良かったなと思っている」と振り返った。

 会見前にはグラウンドで全体練習を行うチームにあいさつ。ナインから胴上げを促されたが「今日は会見がメイン。その前に(スーツが)破れたり汚れたりしたら嫌なので」と断ったことを冗談めかした。チームメートには「みんなの現役生活も、いつかは終わる。今ある時間を大切にしてほしい」と伝えた。

 今後は未定だが「野球のおかげで今の自分がある。野球に対して恩返ししたい。新しくやりたいことをここから探していきたい」と球界に貢献していくことを誓った。(横市 勇)

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