高知が決勝進出 今秋ドラフト上位候補の森木大智は涙あり笑いありの7回3失点

[ 2021年7月26日 18:00 ]

全国高校野球選手権高知大会準決勝   高知10―3高知中央(7回コールド) ( 2021年7月26日    春野 )

153キロをマークした高知・森木大智
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 高知が序盤の劣勢をはね返し決勝進出を決めた。先発した今秋ドラフト上位候補の森木大智(3年)は3回までに3点の先行を許す苦しい投球。4回に「1番二塁」の有田爽輝が2点適時打を放って反撃すると、森木はせきを切ったように涙を流した。「正直なところ、負けたら俺のせいだと背負い込んでしまっていた」。その後、逆転に成功すると今度はド派手にガッツポーズ。4回以降は1点も取られることなく、7回8安打、毎回の9奪三振で完投。涙あり、笑いありの準決勝となった。

 28日はいよいよ決勝。2年前に1―4で敗れ、あと一歩で甲子園を逃した因縁の明徳義塾と戦う。「嫌な相手ではあるんですけど、負けません」。キュッと表情を引き締め、断言した。

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2021年7月26日のニュース