宝刀シンカーで4番斬り　阪神ドラ8石井大が大山を見逃しK　キナチカも封じ強烈アピール

阪神紅白戦   紅組1ー0白組（特別ルール） （ 2021年2月12日    宜野座球場 ）

白組3番手で登板し、1回無失点に抑えてナインに声をかけられ、帽子のつばを触る石井大（撮影・坂田　高浩）
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　“4番斬り”でアピールに成功した。白組の3番手で登板した阪神ドラフト8位の石井大（四国・高知）が1回無失点の快投。迎えた3人の主力を抑えた。

　「すごい方々なので、こんなところで僕もやっているんだなと思って」。胸の高鳴りを力に変えた。4回先頭の近本を左飛に仕留めると、続く木浪も遊飛。「キナチカ」を封じて勢いを付け、最後は4番の大山をシンカーで見逃し三振と会心の3者凡退で終えた。

　「（シンカーは）今日は押さえつけて、ちゃんと投げられた」

　近本含め独立リーグ時代に磨いた勝負球で手玉に取った。「もちろん自信になりますけど、まだまだ改善するところは多いと思います」。確かな自信が、次戦への推進力になる。