防御率22・50…あの広島・スコットが大化けの予感!? シート打撃で9人連続アウト、先発候補に名乗り

[ 2021年2月13日 13:13 ]

6月21日のDeNA戦で、9回裏無死満塁、宮崎のサヨナラ2点適時打で初勝利を目前で逃す森下暢仁投手。左は打たれた3番手のテイラー・スコット投手
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 広島のテイラー・スコット投手(28)が沖縄春季キャンプ第3クール3日目の13日、今春最初の実戦形式としてシート打撃に登板し、2年目の“大化け”を予感させた。大盛、羽月ら若手の打者が相手とはいえ、打者1人目から9人連続でアウト。振りかぶり、腕を縦ぶりにするなどフォーム修正したことで速球、スライダーの精度が向上した。低めに制球して外飛2、内野ゴロ5、三振2。最後の10人目に四球を与えて悔しがった。

 加入1年目の昨季は抑えで開幕。2度目の登板だった6月21日DeNA戦では1点優勢の9回を任されながら1死も取れずに4連打を許してサヨナラ負けを喫した。7月中旬には防御率22・50で2軍降格。救援で登板した6試合で一度も3者凡退に抑えられない惨状だった。先発に転向して昇格した10月も勝てず、7試合で0勝3敗、防御率15・75。予想外?の残留が吉と出るか。一躍、先発候補に名乗りを上げそうな好投だった。

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2021年2月13日のニュース