“今年のオレは違うぜ” 「防御率22・50」なぜ残留の広島・スコット 今春大変身の理由明かす

[ 2021年2月13日 18:26 ]

昨季7月2日のヤクルト戦で、9回裏無死満塁、村上宗隆内野手(左)に左越えサヨナラ満塁本塁打を放たれ、肩を落として引き揚げるテイラー・スコット投手
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 広島のテイラー・スコット投手(28)が13日、今春最初の実戦形式としてシート打撃に登板。大盛、羽月ら若手の打者が相手とはいえ、打者1人目から9人連続でアウトを取り、2年目の“大化け”を予感させた。

 そもそも、なぜ残留したのか、不可思議に思うファンも多いかもしれない。加入1年目の昨季は抑えで開幕。2度目の登板だった6月21日・DeNA戦では1点優勢の9回を任されながら1死も取れずに4連打を許してサヨナラ負けを喫した。7月中旬には防御率22・50で2軍降格。救援で登板した6試合で一度も3者凡退に抑えられない惨状だった。先発に転向して昇格した10月も勝てず、7試合で0勝3敗、防御率15・75。散々な結果に終わったが、球団はコロナ下での新外国人補強策が苦戦を強いられることを念頭に、大減俸での「残留」を本人に提案。昨季年俸は52万5000ドル(約5775万円)だったが、今季は20万ドル(約2080万円)という減俸案をのんだことで、スコットの2年目が決まった。

 そして、球団の期待通り、今春は新しい姿を見せている。先発での再出発を目指し、振りかぶり、腕を縦ぶりにするなどフォーム修正したことで速球、スライダーの精度が向上。この日のシート打撃では、低めに制球して外飛2、内野ゴロ5、三振2。最後の10人目に四球を与えて悔しがったが、開幕ローテーション入りに名乗りを上げるには十分な好投だった。その理由を本人が明かした。

 以下は、一問一答。

 ―シートでは無安打に抑えた。
 「BP(シート打撃登板)で出た結果はとても嬉しく思いますし、とにかくたくさんのストライクを取ることを意識していたので、しっかり取ることができてよかったです。そこまで今はスピードにこだわってはいないが、シーズンが始まれば自然とスピードも上がってくると思う。145~148を100%で投げられるように意識しました」

 ―腕の位置が高くなっている。
 「このオフの間にアメリカに帰って自分のピッチングのメカニックであったり、そういうのを見直した結果、自然と腕が上がってきたという感じです」

 ―新球のスプリットも試した?
 「はい、よかったです。内野ゴロも何個かとれたのでとてもよかったです」

 ―ワインドアップでの調整は順調?
 「先発でやるにあたって、リズムやテンポを作り出せると思うので、その中でしっかり投げられたので感触はとてもいいです。リズムとテンポを作り出せると思ったので試してみて取り入れた。スプリットに関しては、真っすぐと少し速度の違う球を投げたかったので、違うスピードで投げられるスプリットを練習している」

 ―去年とはやり方を大きく変えている。
 「去年は投げている中で、メカニックの部分で感触がよくなかったし、あまりうまくいかなかった。その中で、強い球を投げること、リズムよく投げるということも失われていたので、このオフ帰ってしっかりフォームを見直して、効果的なフォームで球を投げられるように変えたというか、見直した感じです」

 ―自信や手応えも?
 「この時期に関しては強い球を投げられているし、手応えを感じてます」

 ―今キャンプではブルペン1番乗りだった。
 「なるべく早くマウンドに上がりたかったので、そういった意味では1番でよかった」

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