広島・佐々岡監督 Bクラスからの逆襲へ 誠也の言動でさらなる「一体感」求める

[ 2020年12月20日 05:30 ]

広島・佐々岡監督
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 広島・佐々岡監督は、18日に公表した来季からのキャプテン制復活について人選の経緯を明かした。

 「(監督を)1年間やってみて、投手と野手で引っ張っていく選手がいて、お互いに話ができるチームづくりが(必要)と思った」。その先頭に立つ適任者が投手・大瀬良、野手・鈴木誠だった。

 監督就任1年目の今季は、11年以来の5位に低迷した。就任直後から掲げてきた「一体感」をさらに強調させようと、シーズン終了後に主将制を構想。今月、少人数での会食の席を設けて、それぞれに就任を打診した。

 球団では09年に石原が務めて以降、主将不在だった。「3連覇したときは、黒田、新井が代表して意見を言い合い、一つにまとめた印象がある」。当時は投手、野手それぞれに最年長リーダーがいた。今回は主将2人に加えて、選手会長の田中広を中心とした赤ヘル一丸を目指す。

 「投手から見た野手、野手から見た投手の話も選手間でできる。選手会長の広輔も含めて要望があれば聞く。Bクラスになったことを踏まえ、一体感を持ってみんなで改めてチームを一つにしたい」

 鈴木誠は、来年27歳での指名となった。「周りが誠也のいろんな姿を見る。自覚を持ってやってくれれば、プラスになる。(主将就任を)伝えたときはその気になっていた」。来季のテーマも一体感。投打の主役が赤ヘルの絆を深める。(河合 洋介)

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2020年12月20日のニュース