DeNA 25歳メジャー剛腕ロメロ獲得へ 16歳でツインズと契約の有望株、最速159キロ

[ 2020年12月20日 05:31 ]

DeNA・三浦監督
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 DeNAが前ツインズのフェルナンド・ロメロ投手(25)を獲得することが19日、分かった。合意間近であると米メディアが伝えた。ドミニカ共和国出身でメジャー通算3勝ながら最速99マイル(約159キロ)のツーシームが武器の若き剛腕。98年以来、23年ぶりのリーグ優勝へ、番長こと三浦大輔新監督(46)のもとに、スピード自慢のドミニカンが加わる。

 海を越え、番長のもとに心強い剛腕が加わる。スポーツ専門サイト「ジ・アスレチック」のダン・ヘイエス記者が18日(日本時間19日)、ツイッターで「ロメロが日本に行く道を切り開くため退団となった。ベイスターズ(DeNA)と契約する準備ができている」と投稿。DeNA球団関係者も、獲得に動いていることを認めた。

 ドミニカ共和国出身の右腕は最速99マイルのツーシームが投球の40%近くも占める怪腕。平均球速も97マイル(約156キロ)を誇る。その他にもスライダー、チェンジアップを自在に駆使するピッチングスタイルだ。

 16歳だった11年にツ軍と契約。17年には米誌「ベースボール・アメリカ」が選ぶチーム内のプロスペクトランキングで4位に入るほどの期待の有望株だった。翌18年にメジャーデビューし3勝3敗、防御率4・69。同年5月には同じ94年生まれでメジャーデビューも同期となったエンゼルス・大谷と先発対決し、米国では次世代のスター候補対決として注目を浴びた。

 昨季は救援に回り、期待も高かったが、今年は米国へのビザが下りず、シーズンを全休した。まだ25歳と若く、ポテンシャルの高さは随一。米国外にチャンスを求め、17日に自由契約になった。ヘイエス記者によれば、ツ軍は30万ドル(約3090万円)をDeNAから受け取るという。

 今季4位に沈んだDeNAは、外国人選手ではパットンが退団し、井納が巨人にFA移籍。今永も10月に左肩手術、東も2月に左肘のじん帯再建手術(トミー・ジョン手術)を受けるなど、投手陣強化は優先事項だった。ロメロは先発、救援ともに経験があり、起用法は柔軟に対応することが可能だ。

 三浦新監督就任後は、育成契約でケビン・シャッケルフォード、スターリン・コルデロの両右腕を獲得していたが、新たに加わるメジャー有望株には大きな期待がかかる。

 ◆フェルナンド・ロメロ 1994年12月24日生まれ、ドミニカ共和国出身の25歳。16歳だった11年にツインズと契約。18年5月2日のブルージェイズ戦でメジャーデビューし6回途中無失点でメジャー初勝利。通算26試合で3勝4敗、防御率5・17。1メートル83、97キロ。右投げ右打ち。

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