ソフトB・上林 師匠・内川に誓う“恩返し”のレギュラー再奪取「交流戦で成長した姿を」

[ 2020年12月20日 05:30 ]

ペイペイドームで自主トレを行った上林
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 ソフトバンク・上林誠知外野手(25)が19日、ヤクルト入りが決まった内川聖一内野手(38)への恩返しを誓った。オフの自主トレで打撃技術などを伝授してくれた師匠に、来季の交流戦で成長した姿を見せることをテーマに掲げ、レギュラー再奪取に意欲を見せた。

 ウエートトレーニングにマシン打撃。約2時間の練習を終えた上林が、真剣な表情で口を開いた。「迷惑をかけている分、来年こそはと思っている。常に自分にはっぱをかけながら、応援してくれる人に失礼がないようにやるだけ」。視線はすでに来季に向いていた。

 18年には全試合に出場したが、昨年は99試合、今年は69試合の出場にとどまった。レギュラー再奪取に向け、新たなモチベーションも加わった。オフの自主トレに同行していた師匠の内川が、今季限りで退団。ヤクルト入りが決まった。「寂しいですけど同じ野球界にいますし、交流戦もある。ここ1、2年は恩返しができていないので、ウチさんのためにもレベルアップしたい」と口元を引き締めた。

 退団が決まった際には「頑張れよ」と言葉をかけられた。上林は「交流戦で成長した姿を見せたい。ファーストを守っていたら、強烈なのを打ちたい」と目標を掲げた。現在はさまざまな打撃フォームを試しながら、日々バットを振っている。「自分に合った動きを見つけられるように」と、もがきながら自主トレをこなしている。

 「結果を残さないといけない。全部を伸ばしたい」と上林。内川に堂々と再会するためにも、再びレギュラーをつかむ。(川島 毅洋)

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