先行きの見えない日々…DeNA今永が見せてくれた「クスっとする」心遣い

[ 2020年4月1日 08:45 ]

DeNAの今永昇太投手
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 こんな時だからこそ見せたエースの心遣いに、その場が温かい空気に包まれた。

 3月30日に横浜スタジアムで行われたDeNAの自主練習。グラウンドに登場した今永昇太投手(26)は、待っていた報道陣に開口一番「前髪切ったんですけど分かりますか?これ自分でやりました」とドヤ顔を見せ、颯爽と練習に向かって行った。少しさっぱりしたニューヘアでキャッチボールやランニングなど真剣な表情で汗を流した後、取材に対応してくれた。

 話題は途中から先ほどの前髪の件に。「純粋に美容院に行くまでもないなと思って自分でやりました。床屋じゃなくて美容院です。目にかかるのは邪魔だったから、普通のはさみで切りました。時間?5分です。一応僕の家、三面鏡なんで。そこは大事なポイントです」と笑わせると、続けた。

 「こんなことですけど、皆さんが記事にしてくれたら少しでも誰かがクスッとするかもしれないじゃないですか」

 新型コロナウイルスが猛威を振るい、世の中に暗い影を落としている。球界でも感染者が出るなど、先行きの見えない日々は続く。報道陣にも取材制限がかかる中、少しでも前向きに、明るい話題を提供してくれたのだろう。

 当面は実戦もなくなり、開幕に向けた調整も難しくなる。それでも「未知の領域に入ってきているが、自粛とか練習が規制されているときこそ自分の意識が問われる。もう一回、自分ができることはなんだろうと考えてやっていかないといけない」と意識が高い左腕らしく言った。今永はこの時間を無駄にすることなく、再び球音が響く時を待っている。(記者コラム・町田 利衣)

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