パ6球団 4・24開幕にNO!オンライン社長会議で一致 日程逆算よりコロナ終息待つべき

[ 2020年4月1日 05:30 ]

プロ野球の斉藤惇コミッショナー
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 パ・リーグ6球団の社長会議が31日、オンライン上で行われ、新型コロナウイルスの感染が拡大している状況を踏まえ、目標としている「4・24開幕」を見送る方針で一致した。3日の12球団代表者会議で協議されるが、開幕の再延期は確実となった。感染拡大に終息の兆しはなく、5月開幕でさえ見通せない状況に、パ・リーグ側は143試合の削減も視野に入れている。

 目指している24日開幕の可否については3日の12球団代表者会議で正式に協議されるが、感染拡大を鑑みたパ・リーグ各社長が動いた。全会一致で再延期は確実となった。

 会議に参加したソフトバンク・後藤芳光球団社長は「開幕の時期についてはみんな同じ方向。(感染拡大が)特にこの1週間くらいが激しい。東京も感染者が激増する状況で、残念ながら選手からも感染者が出た」と4・24開幕では安全面の確保は難しいとした。各自治体で不要不急の外出の自粛要請が相次ぎ、阪神・藤浪ら3選手の感染も発覚した。

 活動休止の球団もあり、満足な調整もできていない。楽天の立花陽三球団社長は「現状では各球団が4月24日に十分な準備ができず、フェアな環境でのシーズン開幕を迎えることができない」と置かれた状況を指摘した。

 会議には参加せず、実施の連絡だけ受けていた保科求己パ・リーグ統括は「決めるのは3日の代表者会議。(再延期は)パ・リーグ側からの意見になると思う」と話した。既に5月開幕への準備は進めている。8日を筆頭に、15日などの開幕候補日で、143試合開催前提で日程シミュレーションに着手。「5月8日とかそのへん。まだ(12)球団には投げていない」とした。

 5月以降の開幕が現実的で、日程はタイトさを増す。12球団代表者会議では143試合開催にこだわり、日程面に多くの時間が割かれる状況に不満を漏らすパ・リーグ関係者も多い。ある球団の幹部は「開幕の目標を立てるから、それに逆算してチームや選手が練習してしまう。まずは感染拡大が落ち着いて、練習を再開し、開幕をいつにしようか、という流れが普通ではないのか…」と嘆く。

 「やりたい希望は持っているが、環境が整わないなら143試合できなくても、新たな開幕のタイミングを見ていこうと」と後藤社長は143試合開催にこだわらない姿勢を示した。現状では5月開幕にも見通しは立てられない。開幕に向け、まず終息の兆しが見えることが本当の大前提だと主張した。

 ▽過去の打ち切り、中止 過去のプロ野球で全日程を消化できなかったケースはわずかしかない。50、53年のセ・リーグは日本シリーズ開幕までに日程を消化し切れずに打ち切り。51年の両リーグは10月20日からの日米野球開催までに全試合を消化できずに日程を打ち切った。また、04年は選手会のストライキで9月18、19日のセ、パ各6試合、計12試合が中止。代替試合を実施しなかったため未消化日程が発生した。3月11日に東日本大震災が発生した11年は開幕日が当初の3月25日から4月12日にずれ込んだが、予定通り全144試合を行い、CS、日本シリーズも実施。

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