日本ハム・矢野コーチが「オンライン打撃指導」開始 「動画で選手とコミュニケーションを取れるように」

[ 2020年4月1日 05:30 ]

自宅リビングで選手にオンラインで打撃指導する日本ハム・矢野外野守備コーチ兼打撃コーチ補佐
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 日本ハムの矢野謙次外野守備コーチ兼打撃コーチ補佐(39)が31日、「オンライン打撃指導」を開始した。現在、1軍は新型コロナウイルスの感染拡大の影響で25日から全体練習を取りやめ、首脳陣不在で自主練習を行っている。そのため、選手数人からLINE(ライン)で送られてきた打撃動画を同コーチがチェックし、自宅のリビングでバットを手に熱血打撃指導を行った。

 成長を願う選手のために何ができるか。全体練習ができなくても若手選手には止まっている時間はない。現場で直接指導できない中で、考え出したのが現代ならではのオンライン打撃指導だった。

 31日から感染予防策として1、2軍の施設利用時間を分けての自主練習が開始。選手から打撃練習を撮影した動画を受け取ってチェックした矢野コーチが、自宅のリビングで子供用の金属バットを手に画面越しの選手に向かって熱く語り掛けた。ある選手には「上(上半身)がちょっと邪魔してるの。バットの重さを感じないままバーンといったら、無駄な動きがないから足とこれ(手)が凄くいい感じにマッチしてバットの出が良くなる」と指導。多少のタイムラグこそあるものの、打撃指導の臨場感はグラウンドさながらだった。

 兄貴分として選手に慕われている矢野コーチは「選手が練習しているにもかかわらず、我々コーチがそれを見てあげられないのは非常に心苦しく思っていた。そんな状況でも何とか選手の力になりたいと思い、動画で選手とコミュニケーションを取れるようにしました」と意図を説明した。新任コーチとしてキャンプから選手とともに動き、ともに声を出してきた。だからこそ少しでも選手の力になりたいとじっとしていられなかった。複数の選手から動画を受け取り、一人一人丁寧に指導を繰り返した。

 球界内でも感染者が発生し、24日を目指す開幕はさらに延期となることが濃厚。活動を休止する球団が相次ぐ中、日本ハムも全体練習再開の見通しも立っていない。それでも矢野コーチは「先が見えない状況が続いていますが、我々もベストの準備を整えていきます」と力強く宣言した。来る開幕に備えて調整する選手を支えるべく、矢野コーチも自宅から熱血指導を続けていく。(東尾 洋樹)

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