東邦の森田監督が退任会見「十分な役割果たせた」、昨年のセンバツV

[ 2020年4月1日 18:30 ]

記者会見で教え子(右)から花束を受け取る東邦の森田泰弘前監督=1日、名古屋市
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 昨春の選抜高校野球大会で優勝し、この3月で退任した東邦(愛知)の森田泰弘前監督(60)が1日、同校で記者会見し「振り返るとたくさんの思い出がある。OBが世に出て活躍してくれて、指導者として十分な役割を果たせたと自負している」と心境を語った。

 1983年からコーチを務め、2004年に監督就任。印象的な場面として、藤嶋健人(現中日)を擁して出場した16年夏の甲子園大会2回戦、八戸学院光星(青森)から9回に5点を奪って逆転サヨナラ勝ちした試合を挙げた。観客がタオルを回して応援する独特な雰囲気に「戦後の甲子園ではなかった光景。一生忘れられない」と振り返った。今後は総監督として、東邦高と愛知東邦大を指導する。

 教え子でもある山田祐輔監督は「森田野球を引き継ぎながら私の色を加え、監督を超えられるような野球部をつくっていきたい」と意気込んだ。

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