【ヤクルト】投手出身の監督はテコ入れ成功例が多い 高津監督にも兆し!!OP戦セ2位の防御率

[ 2020年4月1日 07:08 ]

データは勝利の鍵になる ATA+プロ野球2020展望

ヤクルト2020年のキーマン・高津監督
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 昨季のヤクルトは両リーグワーストの防御率4.78に終わり、セ最下位に転落。小川監督は責任を取って退任し、現役時代に日本で通算286セーブを挙げた高津新監督に、投手陣再建が託された。

 過去30年間のセ・リーグで、投手出身の監督は延べ9人。その就任1年目の防御率を前年と比較すると、9監督中、6監督のチームで防御率が向上。専門分野である投手陣のテコ入れに成功したケースが多い。また、防御率の順位は3監督が記録したリーグ2位が最高。そのチームの順位を見ると、98年権藤博監督(横)は優勝、02年山田久志監督(中)と05年牛島和彦監督(横)は3位と、投手力の安定がAクラス入りにつながっている。

 高津監督にも期待がかかるが、その兆しはすでに表れている。オープン戦の順位は勝率.333(4勝8敗1分け)の9位ながらチーム防御率を見ると12球団中6位の3.70。セ6球団の中ではDeNAの2.80に次ぐ2位の好内容だ。先発登板した7投手の防御率を見ても高梨の0.00を筆頭に、小川が1.38、石川が1.50、イノーアとスアレスがともに1.80と、5人が1点台以下の安定感を披露。先発陣が開幕後も好調を維持し、チームは最下位からの躍進を果たせるか、新監督の手腕にますます注目が集まりそうだ。


 《攻撃は積極走塁に注目》投手出身の高津監督だけに投手の起用法に注目が集まるのはもちろんだが、オープン戦、練習試合を通して積極的な走塁も目を引いた。「西田、嶋以外は走らせる」とオープン戦13試合で21度の盗塁を企画して、成功は1試合1個ペースの13回となった。昨季は143試合で87回企画し62盗塁。オープン戦だからこそということを鑑みても今季は盗塁の大幅増が期待できる。いかに点を取るのか。攻撃面での細かな采配にも期待大だ。 (ヤクルト担当・黒野 有仁)

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