【オリックス】救世主になるか 好機に強い“掃除屋”ジョーンズ

[ 2020年4月1日 07:10 ]

データは勝利の鍵になる ATA+プロ野球2020展望

オリックス2020年のキーマン・ジョーンズ
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 昨季のオリックスは、12球団ワーストの打率.242と打線が振るわず最下位に沈んだ。

 個人別では主砲の吉田正がパ2位の打率.322と孤軍奮闘も、他の規定打席到達者は26位の福田(.250)だけ。頼みの外国人打者も4人が1軍登録されたが、最多はロメロ(現楽天)の81試合で、モヤは64試合、マレーロは43試合、メネセスは29試合と、いずれも定着ならず。4人の成績を合わせても、762打数196安打の打率.257で、34本塁打、126打点。束になっても西武の主砲・山川が昨季1人で記録した43本塁打、120打点と同等の成績しか残せなかった。

 打線強化の救世主として来日したのがジョーンズだ。メジャー通算1823試合に出場し、1939安打、282本塁打、945打点の堂々たる実績。通算打率も.277を誇るが、注目すべきは走者別の内訳。無走者の場面では.272ながら、有走者では.283、走者得点圏では.290とチャンスになるほどアップしている。

 オリックスの昨季の得点圏打率は.257。ソフトバンクの.256に僅差のリーグワースト2位とチャンスをなかなか生かせなかっただけに、その勝負強さは大きな魅力だ。オープン戦では10試合に出場し、20打数2安打の打率.100で、1本塁打、2打点。大物らしく、結果にこだわらないマイペース調整を続けていたが、シーズンではチーム浮上へどんな打撃を見せるか。


 《打撃陣の波及効果期待》得点力不足解消へ、新4番には結果だけでなく、“ジョーンズ効果”にも期待が懸かる。昨季まで徹底マークされた3番・吉田正への警戒緩和が予想され、相乗効果を発揮しそうだ。もう1人の助っ人砲ロドリゲスにも好影響を与える。ジョーンズにならい、フリー打撃を始める際にはバント練習から取り組むなど弟子入り。初めての日本で超大物の「同期」の存在はプラスだ。吉田正、ジョーンズ、ロドリゲスの主軸は強力で、打線爆発の予感がする。 (オリックス担当・湯澤 涼)

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