阪神・谷川“初勝利”締め 最終回鮮やか3人斬り「自分をどう見せるかが大事」

[ 2020年2月9日 05:36 ]

練習試合   阪神7-6中日 ( 2020年2月8日    北谷 )

中日との練習試合、最後を締めた谷川(撮影・椎名 航)
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 阪神・谷川が1点差の最終回に見事な3人斬りを見せ、2020年の猛虎“初勝利”を締めくくった。

 「自分をどう見せるかが大事なので、点差とか、場面とかは意識していなかった。結果的にああいう風になったのはプラスです」

 先頭で迎えた加藤をカウント1―1からの直球で押し込んで右飛に仕留めて勢いに乗った。続く根尾は落ちるボールで空振り三振に斬り、最後の木下拓も変化球を振らせて連続三振。気迫あふれる姿で見事な結果を出し、矢野監督にも「内容的には一番良かった。下から、はい上がってくる気持ちを凄く持っているんでね」と称賛された。

 「まだまだ、精度とか球威は上がってくると思う。“谷川はこんなピッチャーだ”ということをスタッフの人に見せていきたい」

 17年ドラフト5位で社会人出身の即戦力として期待されながら、過去2年間での1軍登板は11試合だけ。3年目とはいえ、今年10月で28歳。ハングリーな投球が今春最初の実戦で光った。(巻木 周平)

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