日本ハム・高浜　チーム＆名護新球場1号！今季から育成契約「2桁番号取り戻す」

日本ハム紅白戦   紅組2－3白組 （ 2020年2月8日    名護 ）

日本ハム紅白戦の5回2死一塁、2点本塁打を放つ高浜（撮影・高橋茂夫）
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　今季から育成契約となった日本ハム・高浜がメモリアル弾だ。今キャンプは2軍スタートながら、8日に行われた若手主体の1軍の紅白戦に招集され、紅組の「7番・一塁」で先発出場。第1打席は遊ゴロに倒れたが、5回の最終打席だった。カウント1―2からスライダーに反応して左越え2ラン。「きれいになった球場の第1号はうれしい。風もあって伸びてくれた」。今年の実戦でのチーム初本塁打、そして大規模改修されたタピックスタジアム名護での第1号を喜んだ。

　昨オフはロッテの兄・卓也とともに一度は来季契約を結ばない意向を伝えられ、ともに育成選手として再契約。「（兄は）ケガもあって育成契約だったけど、自分は結果を残せなかった。落ち込みました」と当時の心境を明かす。それでも再び支配下選手登録を目指し、オフは課題だった打撃時の股関節の動きを見直した。「足の使い方がうまくなかったので、股関節を柔らかく使えるように」と打撃を修正し、結果につなげた。

　この一発で再度1軍でアピールする機会をつかみ取った。栗山監督は「結果を出した選手は連れて行く」と、9日の阪神との練習試合（宜野座）にも同行させる方針を示した。その上で高浜の打撃について「もともと打つ能力のある選手。いい本塁打だった。悔しさを野球にぶつけるべき」と期待した。

　「（支配下登録の）2桁番号を取り戻すという強い気持ち。長打や粘り強い打撃をアピールできれば」。背番号は昨季までの「62」に1が加わった「162」。背水の陣から力強く発進した。（東尾　洋樹）