オリ新助っ人ジョーンズ 高級ステーキ店で“塾開講”杉本ら感激「凄い人なのに」

[ 2020年2月9日 05:30 ]

宮崎キャンプ

ティーを終え、グラウンドをならすジョーンズ(撮影・井垣 忠夫)
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 オリックスに新加入したアダム・ジョーンズ外野手(34)が7日夜に“外野手会”を開催し、熱烈指導していたことを明かした。

 「野球のことだけでなく、球場外で家族の話とかもできた。グラウンドを離れても楽しい時間を過ごせたよ」

 宮崎市内の高級ステーキ店で開いた“ジョーンズ塾”。鉄板前のカウンター席に陣取ったのは吉田正や杉本ら外野手8人に宗を加えた若手野手だった。メジャー282発を誇る超大物に教えを請う絶好機。自身のスイング動画を提示し助言を求める選手もいるなど、2~3時間の会食で質問を浴びせ続けた。

 杉本「打撃練習で意識していることは?」

 ジョーンズ「ランナー二塁を想定して、走者を進める打撃を意識しているよ」

 食事の手を止めて立ち上がり、スイング動作を実践するなど全員に真摯(しんし)に回答し続けた。さらに「何でも食べてくれ」と呼び掛け、宮崎牛ヒレステーキや伊勢エビなど同席した通訳らも合わせて総額数十万を全額ごちそうする神対応だったという。

 吉田正が「本当に楽しい時間でした」と振り返れば、杉本も「凄い人なのに、お店のレジ前でスイングして教えてくれた。“とにかく優勝したいんだ”と。本当にナイスガイです」と感激しきりだ。

 8日の練習後には宮崎県内の野球とソフトボール計23チームの約280人が参加した野球教室にも登場。今キャンプ最多の観衆1万4500人を集めたことにも一役買った。来日から2週間。グラウンド内外で“ジョーンズ効果”が表れている。(湯澤 涼)

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2020年2月9日のニュース