東尾修氏 巨人・岡本を支える「鍛え上げた下半身」攻守で「軸」が連覇への近道

[ 2020年2月9日 07:00 ]

巨人紅白戦   紅組8―3白組 ( 2020年2月8日    サンマリン宮崎 )

初回2死一、二塁、石川の2点適時二塁打で生還する一走・岡本。捕手は大城(撮影・森沢裕)
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 【東尾修 CHECK!】紅白戦のわずか2打席だったが、4番・岡本の元気な姿を見られた。体重を減らしたということで動きが非常にシャープ。走塁からもチームを引っ張ろうとの思いが伝わってきたし、鍛え上げた下半身こそが今季の岡本を支えると言っていい。

 18年から2年連続で全143試合に出場。昨季は4番スタメンが134試合、三塁での先発は56試合だった。今季は「4番・三塁」で全試合出場を目指す一年になるだろう。そのためには頑強な下半身が不可欠。岡本が攻守で「軸」に固定されることが、リーグ連覇への近道となる。

 巨人の前にはソフトバンクのキャンプ地にも足を運んだ。3年連続日本一のチームと比較すると、巨人は岡本、坂本、丸らレギュラー陣と控えの間にやや力の差があると感じた。原監督は岡本を「ビッグベビー」と呼ぶのはやめるという。不動の4番へと進化し、オーダーのど真ん中にドンと座る。より増した存在感が今季の巨人打線には欠かせない。

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2020年2月9日のニュース