広島・大瀬良2失点完投 “師匠”マエケン以来の3年連続10勝「まだまだ伸ばす」

[ 2019年8月17日 05:30 ]

セ・リーグ   広島4―2DeNA ( 2019年8月16日    横浜 )

2失点完投で10勝目を挙げた大瀬良(撮影・島崎忠彦)
Photo By スポニチ

 広島・大瀬良大地投手(28)が16日のDeNA戦で9回2失点に抑えて10勝目を挙げた。6完投は両リーグ最多で、球団では10~15年の前田健太以来の3年連続2桁勝利に到達。DeNAとの直接対決に先勝し、7月5日以来、42日ぶりの2位浮上へ導いた。

 絶対に落とせない一戦で仕事をするのが大瀬良である。強風吹き荒れる投手不利の環境に惑わされることなく2失点完投。「とにかく低めに集めることを強く意識した。しんどかったですけど、最後まで投げられて良かった」。9回2死一塁で乙坂を二ゴロに打ち取ると、重圧から解放されて笑みがはじけた。

 3回までは直球とカットボールを主体に相手の出方をうかがった。後半戦から多投するフォークを投げ始めたのは4回から。4回2死二、三塁で戸柱に中堅フェンス直撃の2点適時三塁打で同点とされると、さらに変化球の割合を増やした。4回までに3安打3与四球ながら、5回以降は2安打無四球。配球を巧みに変えられる器用さが生き、119球を投げ抜いた。

 「アツさん(会沢)の配球が途中から変わったので、意図をくみ取りながら投げた。フォークを多く使いながら、カウントもアウトも取れた」

 球団では10~15年の前田以来の3年連続の2桁勝利に到達。今季のセ・リーグでは唯一未勝利だったDeNA戦に勝ち、2年連続でのセ5球団制覇だ。1年目オフから3年連続で合同自主トレした“師匠”の背中に一歩近づく白星に「もちろんうれしいですけど、まだまだ伸ばしていきたい」と決意を新たにした。

 正念場の夏への準備は入念だった。習慣だった交代浴を進化させて、練習後すぐに15度の「アイスバス」に入るルーティンを取り入れた。「体をすぐに冷やすことで体の熱を取って疲労を残さないようにしている」。さらに「今年の疲労感なら強度を上げてもいいかなと思った」と、練習量が落ちる夏場を見据えてシーズン序盤は昨季同様に練習量を維持して体力強化を優先させたのも奏功した。

 台風10号の影響で当日移動を強いられたナインを両リーグ最多6度目の完投で救い、7月5日以来の2位浮上。緒方監督からは「大地に尽きるでしょう」と絶賛された。首位・巨人と4・5差。逆襲への諦めない姿勢を結果で示した。 (河合 洋介)

続きを表示

「大谷翔平」特集記事

「始球式」特集記事

2019年8月17日のニュース