巨人・桜井、強気のプロ初勝利 15年ドラ1右腕が4年目で待望1勝

[ 2019年5月24日 05:30 ]

セ・リーグ   巨人7―4DeNA ( 2019年5月23日    東京D )

原監督(左)にプロ初勝利を祝福される桜井(撮影・篠原岳夫)
Photo By スポニチ

 強気で腕を振った。6回2死二塁。巨人・桜井はソトを直球で三ゴロに仕留めた。5回1死から上がったマウンドでチームに流れを引き寄せ、プロ4年目で初勝利をつかんだ。初のお立ち台を「緊張しすぎて、口が渇きました。これがプロ野球かと改めて実感した」と笑顔で振り返った。

 プロ4年目で自身の殻を破った。神戸市立多聞東中の卒業文集のプロフィル欄に、短所「消極的なところ」と書いた。1年目は開幕ローテーション入りするも初登板後に右肘痛を発症。復帰後、東大との3軍戦で6回7失点という大乱調。「もう野球をやめたくなった」と弱気にもなった。

 今季は開幕1軍で迎えるも今月2日に2軍降格。「真っすぐを軸にしていくのが大事」と投球スタイルを見つめ直し、再びはい上がった。最速150キロの直球を強気に投げ込み、1回2/3を1失点。原監督は「ストライクゾーンを非常に広く使えるようになった」と称えた。遅咲きの右腕は攻めの投球を続けていく。 (岡村 幸治)

続きを表示

2019年5月24日のニュース