苦しむ西武・外崎 いずれ花咲き、実がなる「必ずです…!」

[ 2019年5月10日 13:51 ]

辻監督の見守る前でフリー打撃を行う西武・外崎
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 「外崎りんご園」のツイッターは10日午後、ピンク色の写真とともに「今年もりんごの花が沢山咲いてくれました。りんごの花は、厳しい冬を越えると必ず咲いてくれます。必ずです…!」と書き込んだ。青森県弘前市にある西武・外崎の実家。冬は越えた。しかし開幕から約1カ月半が過ぎても、外崎のバットはなかなか花開かない。

 9日のロッテ戦では今季初めてスタメンを外れた。打率はリーグ規定打席到達者の中で最下位の・198。楽天にFA移籍した浅村の抜けた二塁を守る影響もあるのだろうか。内外野を守れ、長打に足もあるユーティリティプレーヤーが苦しんでいる。

 4月26日。東京からの移動後に大阪市のオリックス2軍施設で行われた練習に、外崎は志願して参加した。主力野手で球場に足を運んだのは一人だけ。「感覚、ポイントがずれている。量をできるだけ打ちたい」と黙々とバットを振り続けた。じっと見守り続けた辻監督からも「上半身と下半身のバランスがずれている。タイミングだけ意識してやってみろ」とアドバイスをもらった。

 不振脱却へ、よほど集中していたのだろう。練習を終えて球場を後にしようとした外崎は、バッティンググローブをグラウンドに置き忘れた。「ほれ」。持ってきて渡してくれたのは、誰あろう辻監督だった。指揮官の期待は大きい。シーズンが始まると「外崎が打つように」と試合前にバットに触るのは、ずっと続けている験担ぎだ。9日にスタメンから外したのは、辻監督にとっても苦渋の決断だったろう。

 花が咲いたりんごは、いずれ真っ赤な実がなる。「必ずです…!」――。外崎が辻監督の、ファンの、そして実家で応援する家族の期待に応えるための時間は、まだまだある。「アップルパンチ」が花を咲かせ、大きな実がなり…。昨季リーグ覇者の逆襲に、外崎の復調は欠かせない。(鈴木 勝巳)

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