DeNAドラ6知野、俊足強肩の19歳 「トリプルスリー」で母へ恩返し

[ 2019年1月18日 10:00 ]

新人合同自主トレでベースランニングする知野
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 【19年版球界新士録 DeNA・ドラフト6位 知野直人内野手】一度は諦めかけた道だった。DeNA・知野は女手一つで育ててくれた母・あゆみさん(52)への感謝の思いを胸に、夢の舞台へとたどり着いた。

 「母に“野球を続けさせてください”とお願いしたときに“道を踏み外さず、プロ野球選手になって恩返ししろ”と言われました。元気に野球をしている姿、活躍している姿を見せられれば」

 聖光学院を3年秋に退学。「未熟でした」と振り返る当時、野球をやめようと考えた。しかし熱い思いは消えない。母に背中を押され、再び目標を持った。転校した第一学院から17年にBCリーグ新潟へ入団も、練習生としての契約。試合には出られずボールボーイをしていた。それでもはい上がり7月に選手登録されると、遠投120メートル、50メートル5秒9の俊足を誇る遊撃手としてアピールした。

 不思議な縁で結ばれている。生まれ育った新潟県は、南場智子オーナーの出身地。公式戦も組まれ、昨年も観戦に訪れた。17年12月、新潟の一員として参加した野球教室にNPB代表として来ていたのが、DeNAで先輩となった飯塚だ。2ショット写真を撮ってもらい「格好いいな。チームメートになりたいな」と口にした。有言実行で同じユニホームに袖を通し「本当になっちゃいました」と笑った。

 「将来的な目標はトリプルスリー」と目を輝かせた19歳。母へのさらなる恩返しは、ここから始まる。 (町田 利衣)

 ◆知野 直人(ちの・なおと)1999年(平11)2月16日生まれ、新潟県出身の19歳。三条市立四日町小2年で野球を始める。三条第一中時代は三条シニア所属。第一学院高からBCリーグ新潟を経て、18年ドラフト6位でDeNAに入団。1メートル82、82キロ。右投げ右打ち。

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