西武25日にもM24点灯 秋山弾で逆転V弾「タイミング取れて振れた」

[ 2018年8月24日 05:30 ]

パ・リーグ   西武4―2ロッテ ( 2018年8月23日    ZOZOマリン )

6回1死一塁、逆転の左越え2ランを放った秋山はナインの出迎えに笑顔(撮影・沢田 明徳)
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 1点を追う6回1死一塁。西武・秋山がシェッパーズのチェンジアップを捉えた。「しっかりタイミングが取れて振れた」という打球は、逆方向の左翼席に飛び込む逆転の18号2ランとなった。

 「(捕手の)田村君は僕が引っ張りを意識していると思った」

 初球のツーシームが外角に外れ、2球目も外寄りに来たところを打ち返した。今季18本塁打中、左翼へは8本。昨季は25本中6本と24%だった左方向への本塁打が、今季は44%と上昇。秋山は「逆方向に大きいのが打てるのはいい打撃だが、意識はしていない」と言い、こう続けた。

 「打席の中で多くの球を見てきて、左方向の方がいい球筋もあるし、引っ張った方がいいのもある」。全方向に安打を量産するバットが、配球に対する読みと経験で逆方向の飛距離をさらに伸ばした。それが、秋山が示す今季の進化である。

 7、8月に限れば打率2割6分台と数字を落としたが、連夜の逆転打でチームを連勝に導いた。辻監督も「アイツは(悩みの)レベルが違う。良くなっている」と心配はしていない。貯金は今季最多の23で、最短で25日に優勝マジック24が点灯する。秋山の復調で獅子の死角は消えた。 (君島 圭介)

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2018年8月24日のニュース