オリックス 手向けの大逆転勝利 故村山氏へささげた

[ 2018年5月26日 05:30 ]

パ・リーグ   オリックス9―5ロッテ ( 2018年5月25日    ほっと神戸 )

<オ・ロ>大城と西野(右)はお立ち台でガッツポーズ(撮影・岩崎 哲也)
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 気持ちではね返した。オリックスは25日のロッテ戦で最大4点差を逆転。11安打9得点での勝利に福良監督は「良く全員がつながってくれた」とご満悦だった。

 1―5の5回1死満塁、西野の走者一掃二塁打、吉田正の左犠飛で同点。6回に大城の左前打ですぐさま勝ち越すと、7回にも3得点した。決勝打の大城は「1点ずつ返せば何とかなる。全然、あきらめてはいなかったです」とチーム一丸での勝利を強調した。

 24日に常務取締役連盟担当の村山良雄氏が間質性肺炎のため、72歳で死去した。球界参入した初年度の89年から在籍し、当初は観客動員に奔走。09年から約4年間の球団本部長時代はチーム強化に尽力した。通夜はこの日、神戸市内の斎場で営まれ、福良監督は試合後、ウイニングボールを携えて参列。「神戸で勝てて、いい報告ができる」と神妙な顔で話した。目指す野球の見本のような試合を「一番、世話になった人」にささげた。

 逆転勝利で借金は1となり、3位ソフトバンクとのゲーム差は0・5となった。Aクラスが見えてきたが「考えていない。何とか5割ということは考えていますが」と指揮官。今は勝利を積み重ねることだけを考える。

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