広島・大瀬良 ハーラートップタイ7勝 覚醒のプロ初無四球完投

[ 2018年5月26日 05:30 ]

セ・リーグ   広島6―3中日 ( 2018年5月25日    マツダ )

<広・中>完投で7勝目を飾り、会沢(左)と笑顔で握手する大瀬良(撮影・坂田 高浩)
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 広島・大瀬良大地投手(26)が25日の中日戦で3失点に抑え、5年目で初の無四球完投勝利を挙げた。阪神のメッセンジャーに並ぶリーグトップの7勝目だ。

 9回のマウンドには、大声援をかみしめるかのように、ゆっくりと歩を進めた。2死からアルモンテに右越え被弾して苦笑い。続くビシエドを遊ゴロに打ち取り、安堵(あんど)の笑顔に変わった。本拠地のマツダスタジアムでは15年5月4日の巨人戦以来の完投勝利。116球の力投で招かれた殊勲の檀上で「マツダで完投したいと思っていました」と声を上げた。

 「正直、最後まで投げられるとは思っていなかったけど、1イニング1イニング抑えていこうと思っていた。いける時は先発が(最後まで)いくべきだと思うのでよかった」

 完投は5日のヤクルト戦以来、今季2度目で通算7度目。無四球は5年目で初めてだ。裏には今季思いを強くした“割り切る”覚悟がある。「細かく狙わずにベースを2等分にして投げ分ける感覚。僕は(野村)祐輔さんみたいにコースを投げ分ける投手ではない。多少甘くなっても力で勝負する投手だなと」。最速151キロで5回までは二塁を踏ませない内容。オフから取り組んできた新フォームによって取り戻した球威も大胆に攻める勇気の源だ。

 少しの代償もある。被本塁打9本はリーグで3番目に多い。高橋とアルモンテに許した2発はいずれもソロ。無走者の場面では“狙いすぎず”にテンポよく投げ込んだ結果で、「厳しくいけば防げたかもしれないけど…。アツさん(会沢)ともストライクゾーンで勝負していこうと話していた」と後悔はない。

 バットでも魅せた。2回1死二、三塁では右中間を破る2点適時打。投打躍動の7勝目で緒方監督にも「今年は去年と全然内容が違う。彼を信頼して最後まで投げさせたいというところを見せてくれている」と成長を認められた。貯金12は今季最多。首位快走の中心には心身ともに進化した大瀬良がいる。

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