やっぱり持ってる?清宮 19歳誕生日に初タイムリー&初マルチ

[ 2018年5月26日 05:30 ]

パ・リーグ   日本ハム8―5西武 ( 2018年5月25日    メットライフD )

<西・日>7回2死二塁、右前適時打を放つ清宮(撮影・白鳥 佳樹)
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 忘れられないバースデーになった。日本ハムのドラフト1位・清宮幸太郎内野手が19歳の誕生日を迎えた25日、西武戦でプロ初の適時打、プロ初の複数安打を記録した。2回の左前打に続き、7回にここまでの得点圏打率・000を払しょくする右前適時打。勝利に貢献した。

 野球の神様がくれた誕生日プレゼントか。幸運な「H」ランプがともり、一塁塁上で清宮の笑顔がはじけた。

 「ラッキーだった」と振り返ったのは7回、7―2とした後の2死二塁。平井の外角スライダーを引っかけ、一塁手・山川の正面へゴロが飛んだ。これがアンツーカーで大きく跳ねて右前へ。9日オリックス戦でのプロ本塁打以来となる打点を挙げた。終盤に追い上げられただけに「そういう意味ではよかった」と、追加点をもたらす初適時打を喜んだ。

 2回の清宮の第1打席。日本ハム応援団が「ハッピーバースデートゥユー」の演奏を始めると、西武ファンを含めた球場全体が拍手を送った。これに応えるかのように、12打席ぶりの安打となる左前打。試合前練習では西武のウグイス嬢から「10代最後の誕生日を迎えた清宮幸太郎選手。忘れられない一日をお過ごしください」と場内放送でサプライズも受けた。「優しくてうれしかった。自分を勇気づけてくれたおかげ」と、敵味方関係ない祝福に感謝した。

 18歳の一番の出来事は「プロ野球選手になったこと」。鳴り物入りで飛び込んだプロの舞台では、試合前まで打率・150と苦しんでいたため、最近は笑顔も少なくなっていた。「もっと打っていたら気持ちよく迎えられたんですが…」と照れ笑いでイチゴケーキを頬張った大物新人は「18歳で人生が大きく変わった。この先もたくさん苦労すると思うけど、めげずに食らいついていければ」と19歳の誓いを語った。 (東尾 洋樹)

 《9打席8打数無安打》清宮(日)が西武戦の7回にプロ初の適時打。この日3回2死一、三塁での右飛まで、得点圏に走者を置く場面では9打席8打数無安打、4三振1四球と結果が出ていなかった。

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