阪神ロサリオ「“トロ”と呼んで」スペイン語で「闘牛」

[ 2018年1月29日 05:30 ]

阪神のユニホームに袖を通し、バットを構えるロサリオ
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 阪神の新助っ人のウィリン・ロサリオ内野手(28=前韓国ハンファ)が28日に来日し、兵庫県西宮市内の球団事務所で入団会見に臨んだ。

 新4番候補はメジャー時代の愛称がスペイン語で闘牛を意味する「トロ」であり、その名付け親が米国野球殿堂入りも果たしているオーランド・セペダ氏だったことを明かした。また新天地に臨むにあたり、打順、守備位置にこだわることなく、状況に応じたチーム打撃にも対応する決意を示した。

 「トロ」と言っても口の中でとろけるマグロの部位ではない。こちらの「トロ」は、たけだけしい闘牛だ。愛らしい風貌のロサリオは、その表情には似つかわしくない、筋肉でパンパンに膨れあがったスーツ姿で会見場に姿を現した。愛称を問われると、「“トロ”と呼ばれていました。スペイン語で闘牛という意味です」と自己紹介。その上で、意外なルーツを明かした。

 「サンフランシスコ・ジャイアンツにセペダという方がいるんですが、その方が私のことをそう呼んでいました。(飲み物で)レッドブルというのがありますが、あのブルがスペイン語で言う“トロ”なので。小さいトロという感じで。向こうは大きなトロという感じで言われていました。米国時代ですね」

 名付け親のセペダとは主にジャイアンツでプレーし、引退後に米国野球殿堂入り。さらにジャイアンツ時代の背番号30が永久欠番となったオーランド・セペダに他ならない。セペダの現役時代の愛称が「ブル」「ベイビーブル」。中南米のレジェンドから、その愛称を継承されたわけだ。「走る時もプレーする時もエラーしても、常に積極的にやっていくスタイルなので、皆さん、ぜひ“トロ”と呼んでいただいて構いません」。その事実一つを取っても、選手としてのスケールの大きさがうかがえる。

 決して、トロくはない。「自分の足に自信は持っている。走っても貢献できるようにしたい」。昨季はKBO(韓国野球委員会)で10盗塁。もちろん新天地でも相手にスキあらば、まさに闘牛のような突進力で次の塁を陥れようと意気込む。

 フォア・ザ・チームの精神も持つ。個人目標は明言を避けた一方で「組み合わせや相手投手によっては打順も変わってくる」と打順にこだわらず、守備位置についても「それがチームを優勝に導くことになるならどこでもやる」と捕手、内野、外野のどこでも守る姿勢を示した。さらに大方の助っ人が難色を示すチーム打撃についても「状況によっては犠牲フライを打たないといけなかったり、進塁打が必要だったり、四球を選ぶことも大事」と意欲的。まさに、超優等生助っ人だ。

 現在の体重は104キロ前後。「ちょっと少なめで来ました」と精悍な顔つきで意欲を示した「トロ」が、猛虎に優勝トロフィーをもたらしてみせる。(惟任 貴信)

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