清宮 長〜い1日 飛行機トラブル…ドタバタ2時間遅れ渡米

[ 2018年1月29日 05:30 ]

2時間遅れの出発となり少し疲れた表情の清宮
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 飛ばな〜い…とはならずに済みました。日本ハムの清宮幸太郎内野手(18=早実)が28日、チームとともに成田空港発のチャーター機で春季キャンプ地の米アリゾナ州に向けて出発した。機体に不具合が生じるトラブルに見舞われ、新たなチャーター機に急きょ変更。2時間遅れの午後10時。スーパールーキーはドタバタ劇の末に旅立った。

 清宮がいきなりトラブルに見舞われた。キャンプ地のアリゾナに向け、成田空港発のチャーター機で午後8時に出発するはずだった。ところが、搭乗すらできない。日本ハムナインは立ち往生。出発予定の5分前に、全日空の広報が報道陣に「機体に不具合が生じたため、出発できません」とアナウンスし、新たな機体に入れ替えることになった。

 午後7時前、清宮は「1軍の人たちが全員そろっていますし、やっと今日から始まるんだという気持ちです」と目を輝かせていたが、思わぬ遅延に表情を曇らせた。プロ初のキャンプに向け、期待と不安の割合を問われ「不安の方が大きい」と話していたが、その不安は早々と訪れることに…。ラウンジで球団広報、スタッフらと談笑して時間をつぶした。大田は「眠いです。でも、国際線は(遅延が)つきもの」とプロ10年目らしい落ち着きぶりだ。出発したのは、午後10時。予定よりも2時間遅れとなり、清宮は少し疲れた表情で機内に乗り込んだ。

 振り返れば、新人合同自主トレでもアクシデントに見舞われた。18日にダンベルを使った筋力トレーニング中に手と手をぶつけて右手親指を打撲。打撃などのメニューの一部を制限された。ようやく前日27日に打撃練習を再開。この日は親指部分の緩衝材を外し、前から来るボールを打ち「手に関しては全然問題ない」と全快宣言も飛び出したが、渡米前にまさかのトラブルだ。お笑いコンビ「にゃんこスター」の縄跳びネタばりの「飛ばな〜い!」にはならなかっただけ幸いだった。

 「(機内では)映画を見たりゆっくり過ごしたい」。予定では10時間5分のフライトで28日午後4時5分(日本時間29日午前8時5分)にフェニックス国際空港に到着。ダイヤモンドバックスが使用するアリゾナ州スコッツデールの施設で鍛える2週間は、将来的なメジャー挑戦を目指すスーパールーキーにとって刺激に満ちあふれたものになる。「1軍でずっとやりたい。開幕1軍に入れるように、しっかり準備したい」と意気込み、機上の人となった。 (東尾 洋樹)

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