巨人 15年ドラ1の桜井 菅野の教えを胸に求めるのは「安定感と力強さ」

[ 2018年1月29日 18:00 ]

 巨人の15年ドラフト1位右腕・桜井俊貴投手はエース・菅野の教えを胸に、1年間戦い抜く体づくりをキャンプのテーマに挙げた。「紅白戦など実戦に合わせようとしすぎて、強い強度で練習できていなかった。1年間投げ抜くことを考えて、ウエートとかしっかりトレーニングしてきたい」と話した。

 ジャイアンツ球場での2軍合同自主トレはこの日で打ち上げ。最終日はブルペンで中腰の捕手相手に35球、全てストレートで投げ込んだ。

 現在求めているのは安定したフォームと、力強い球の2つ。「キャンプではキャッチボールを重点的にやる。安定感と力強さ、その2点を確認しながら投げていきたい」。

 ハワイでの自主トレでは力強い球を安定して投げるため、フォームの細部まで師事した菅野に助言を仰いだ。

 「一球一球アドバイスをいただいた。例えば投げる時の左手の高さ。自分は高く上がりすぎていた。もっと並行に出すように、と」

 最大の収穫はそうした技術面だが、それだけでなくウエートトレーニングのメニューなども教わった。オフの間に体重は3キロ増え約88キロに。「継続していきたい」とうなずく。

 また、130キロ前後と速さのあるパワーカーブを習得中。「緩いカーブより鋭く、直球に近いフォームで投げる。新たにというより、今までのカーブをより良くするイメージ」という。

 大卒即戦力右腕と期待されたが、2年間で勝ち星はなく、今春キャンプは2軍スタートとなった。「1、2軍関係なく、例年通りしっかりアピールすることは忘れず。やらなければならないことを明確にして臨んでいきたい」。飛躍が求められる3年目へ、真っ黒に日焼けした精かんな表情をより引き締めた。

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2018年1月29日のニュース