大阪桐蔭 5年ぶり春制覇!西島の9回代打2ランで大阪勢対決制した

[ 2017年4月1日 14:51 ]

第89回選抜高校野球大会・決勝   大阪桐蔭8―3履正社 ( 2017年4月1日    甲子園 )

<履正社・大阪桐蔭>優勝を決め、歓喜の大阪桐蔭ナイン
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 第89回選抜高校野球大会は1日、甲子園球場で決勝が行われ、大阪桐蔭が8―3で史上初となった履正社との大阪勢対決を制し、2012年の第84回大会以来5年ぶり2度目の優勝を飾った。8回に同点に追いつかれたが、9回に1死二塁から代打・西島が勝ち越し2ランを放って試合を決めた。履正社は終盤に粘りを見せたが、春夏通じて初の全国制覇を逃した。

 大阪桐蔭は初回、先頭の藤原(2年)が履正社の先発・竹田(3年)のカウント2―2からの5球目の変化球をフルスイングし、右翼席へ飛び込む先頭打者本塁打で先制。2回には2死から7番・坂之下(3年)が左翼席へソロ本塁打を叩き込み、追加点を挙げた。藤原は6回には無死走者なしからソロ本塁打を右中間スタンドに放ち、センバツ決勝では史上初となる個人での1試合2本塁打を記録。8回に3―3の同点とされたが、9回1死二塁から代打・西島の左越えへの2ランなど6長短打で一挙5点を挙げて勝ち越しに成功した。

 3月29日の準々決勝から2戦連続で完投していた大阪桐蔭のエース右腕・徳山は初回から3者連続三振に斬って波に乗ると、5回まで無安打に抑える快投。8回に4本の長短打で3失点を喫して降板したが、9回は注目の“三刀流”根尾(2年)が無失点に抑えて試合を締めくくった。

 履正社は打線が大阪桐蔭・徳山の前に7回までわずか2安打と沈黙していたが、8回2死一、三塁から若林(3年)、浜内(2年)の連続適時打で試合を振り出しに。しかし直後の9回に先発の竹田がこの日4本目の本塁打を打たれるなど踏ん張れず、初頂点にはあと一歩届かなかった。

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