奈良学園大 今秋ドラフト候補・宮本が2安打2打点「「チームとして成長できた試合」

[ 2017年4月1日 22:36 ]

近畿学生野球連盟   奈良学園大4―3大阪工大 ( 2017年4月1日    舞洲 )

2安打2打点の奈良学園大の宮本
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 春季リーグが開幕し、3試合が行われた。16連覇を狙う奈良学園大は今秋ドラフト候補に挙がる宮本丈内野手(4年)が4打数2安打2打点の活躍。チームを逆転勝ちに導いた。

 勝利への執念をひと振りに込めた。2点を追う7回2死一、二塁。直前の2番・豊山が2死一塁からセーフティーバントまでして、宮本につないだ。初球を叩くと、白球は左翼線へ。2者を迎え入れる起死回生の同点2点二塁打となった。

 「このまま終われなかった。(打順が)回ってこいと思っていた」

 6回表終了時点で0―3。絶対王者が昨秋最下位に沈んだ大工大に苦戦を強いられた。先発左腕・信田に攻めの投球で押され、酒井真二監督は「仕掛けることもできなかった」。その暗雲を背番号1が振り払った。

 奈良学園大は、昨秋終了時点で15季連続優勝中。宮本が卒業まで勝ち続ければ、近大が54年春から62年春にかけて打ち立てた連盟記録の「17」に並ぶ。「チームとして成長できた試合だった」と宮本。仲間と一戦一戦勝ち進んだ先に栄光が待っている。

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2017年4月1日のニュース