高山の足から猛打 3安打3得点!成長見せた2年連続1番

[ 2017年4月1日 05:30 ]

セ・リーグ   阪神10―6広島 ( 2017年3月31日    マツダ )

<広・神>1回表無死、高山はショートへの打球で一塁に駆け込み内野安打とする(一塁手・新井)
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 1967年以来、助っ人野手が一人もいない純国産打線での50年ぶり開幕勝利は高山の「足」から始まった。30分遅れのプレーボール直後、相手の左腕エース・ジョンソンの初球を迷わず振り抜いた。ジャストミートではなかったが、遊撃手・田中の前で大きく弾んだ打球に全力疾走。快速で内野安打をもぎ取り、先制点を呼び込む起点となった。

 「試合前から緊張していたけど、チームを勢いに乗せるためにも初球から積極的にいった。足場が悪かったし、転がせば何が起こるかわからないと思って全力で走った」

 オープン戦では日替わりオーダーが続き、俊足で打率を残し、パンチ力も強化している高山を何番で使うかも一つのポイントだった。北條や糸井、上本らも候補になる中で金本監督は昨年同様に1番での起用を決断。2年続けて1打席目に安打を放ち、チームを勢い付かせた。

 「今日は体の状態よりも、気持ちだと思っていた。それで緊張したのかも知れないけど、それがいい緊張感だった」

 ドラフト1位の黄金ルーキーだった昨季は、無我夢中でアピールする中で開幕を迎えた。「去年は緊張しなかった」と振り返る。2年目で初めて感じた重圧は、主軸としての自覚が芽生え始めた証しだった。

 3回無死の第2打席はジョンソンの足下を抜く中前打。4回の第3打席は、三ゴロで再び一塁まで疾走し、焦った安部の失策を誘った。7回の右前打を含め3安打3得点の大暴れだ。

 昨秋、今春のキャンプで、臨時コーチとして招かれた200メートルハードルのアジア記録保持者の秋本真吾氏に走塁の指導を受けた。もともと俊足ながら、初体験の専門的な指導の効果はてきめん。秋本氏が「50メートルなら僕と同じぐらい」と言うほどのスピードを身につけ、1番打者の適性はさらに高まった。

 船出の一戦で猛打賞をマークしたリードオフマンに引っ張られ、打線は爆発。一回りたくましくなった背番号9は、今季は強力な起爆剤にもなりそうだ。(山添 晴治)

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