28四死球乱戦の末広島サヨナラ勝ち 安部「覇気Tシャツ 作ってください!」

[ 2017年4月1日 19:47 ]

セ・リーグ   広島9―8阪神 ( 2017年4月1日    マツダ )

<広・神>延長10回1死二、三塁、サヨナラ打を放ち、外野までナインに追いかけられる安部
Photo By スポニチ

 両チーム合わせて28四死球という大乱戦のすえに、広島がサヨナラ勝ちした。延長10回1死二、三塁で安部が二塁内野安打。5時間24分におよんだ大荒れの試合で、9回までの26四球(広島、阪神とも13)は80年ぶりのプロ野球ワーストタイ記録となった。

 広島先発・岡田は、初回にいきなり先頭・高山に四球を与えてこの回4失点。4回を5安打7四球、6失点でKOされた。かたや阪神先発・岩貞も、初回に菊池への四球が絡んで丸に3ランを被弾。5回を5安打5四球、5失点で降板した。その後も両チームの投手が、まるで「四球の悪霊」に魅入られているかのようにフォアボールを連発。広島は登板した6投手全員が四球を与え、延長10回で計14四球&1死球。阪神も6投手で13四球で、マテオは9回に3四球で2死満塁とサヨナラ負けのピンチを迎えたが、何とか抑えきった。

 打者では阪神・高山、福留、原口が3四球。広島・安部も3打席連続四球だったが、最後にサヨナラ打を放ってヒーローに。「覇気だけでやらせてもらいました」と昨年から多用している“決めゼリフ”で喜びを表現。「覇気Tシャツを絶対作ると決めて挑んだ年なので、作ってください!」とおねだりしていた。

続きを表示

2017年4月1日のニュース