マエケン完全仕上げ 開幕2戦目登板へ制球バッチリ

[ 2017年4月1日 05:30 ]

オープン戦   ドジャース2―3エンゼルス ( 2017年3月30日    アナハイム )

エンゼルス戦に先発し、3回を無安打無失点4三振と好投したドジャース・前田
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 万全仕上げだ!ドジャースの前田健太投手(28)が30日(日本時間31日)、シーズン前最後の登板となるエンゼルス戦に先発。3回29球を投げて4奪三振でパーフェクトに抑え、デーブ・ロバーツ監督は「速球の制球が素晴らしい。2年目の今季は、さらに飛躍するだろう」と絶賛した。

 フォーシームとツーシームの速球系は15球中14球がストライク。前田も「フォーシームの感覚は今は凄くいい」とうなずいた。3ボール1ストライクとボール球が唯一先行したのは、初回先頭のエスコバル。ここで92マイル(約148キロ)のフォーシームを内角高めに投げ込んでファウルさせると、スライダーを続けて二ゴロに封じた。「速球系でファウルが取れたり、カウントを取れたりすれば、変化球も生きてくる」と狙い通りだった。

 昨季はチーム最多16勝。開幕2戦目となる4日(同5日)のパドレス戦で初登板する今季は200投球回が目標で、ストライク先行の効率的な投球が不可欠となる。「去年は全員にじっくり時間(球数)をかけてしまった。データを見ながら、今年は早めの勝負もできれば」。2年目の進化。速球がその鍵を握っている。(奥田秀樹通信員)

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2017年4月1日のニュース