ヤク成瀬 新球ワンシーム使える 見逃しの山田「斜めにピュッときた」

[ 2016年2月9日 05:30 ]

フリー打撃に初登板する成瀬

 ヤクルト・成瀬がフリー打撃に初登板。山田、バレンティンに計42球で安打性の当たりが4本の内容に、「去年と比較にならないぐらい肩の状態がいい。腕も振れている」と表情は明るかった。

 新球に手応えをつかんだ。山田が「斜めにピュッときました。良い球です」と振り返る1球。右打者の外角に沈む軌道で見逃しのストライクを奪った。「使えそうですね。隠し球です」と成瀬は笑顔でけむに巻いたが、新球の正体は1本の縫い目だけに指をかけて投げるワンシーム。ダルビッシュ、菅野が決め球にもする球種で、昨年の秋季キャンプから高津、伊藤投手コーチと話し合って習得に取り組んだ。

 ロッテからFA移籍1年目の昨年は14試合で3勝8敗、防御率4・76に終わった。投球の幅を広げようとしている左腕は「投球の自信を取り戻せるようにしたい」と誓った。 (平尾 類)

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2016年2月9日のニュース