オリ伊藤、山田久志氏に“弟子入り”…284勝右腕から金言

[ 2016年2月9日 08:40 ]

 オリックス・伊藤光捕手(26)が8日、臨時コーチを務める山田久志氏に“弟子入り”。プロ通算284勝のレジェンドから、成功の秘けつを学び取った。

 ブルペンでの捕球を終えると、レジェンドの元へと歩み寄り、切実な顔で問いかけた。

 「山田さんから見て、僕はどんな捕手に見えますか?」

 13、14年はともに137試合に出場しながら、昨季は104試合と出番は減少。定位置奪回のために、今の自分に何が足りないか。大物OBに直接、聞けるチャンスを逃さなかった。帰ってきた答えは「自分の色を出し、自信を持ってサインを出しなさい」だった。

 「自信がないように見えていたのかも知れません。こちらが迷っていたら、投手も自信を持って投げられない。捕手の強い意思を感じることで、投手もプラスの力が出る」。明快な回答に、伊藤の顔が明るくなる。山田コーチは「今日は実に嬉しかった。コーチに来て、大きな収穫の1つ」と伊藤との会話を振り返った。強いチームには絶対的な扇の要が存在する。背番号「22」に対する期待は大きい。(桜井 克也)

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2016年2月9日のニュース